タイ パタヤ警察ウォーキングストリート監視にドローンを活用

タイで一番のナイトライフスポットと言っても過言ではない、タイパタヤビーチにあるウォーキングストリート。

バー、パブ、ディスコ、カラオケ、そっち系のお店までなんでもありのこの通りは、夜の帳が降りる頃にはタイ人、外国人問わず多くの観光客が訪れ、文字通り人々が通りをそぞろ歩きます。

Walking-Street-Cover2

 

パタヤの黒いイメージ

パタヤビーチはバンコクから車で2時間ほど南東にあるバンコクからもっとも近いビーチリゾート。

週末や連休ともなれば、タイ国内や海外から大勢の観光客が押し寄せるタイを代表する観光タウンでもあります。

一方で、冒頭で紹介したナイトライフスポット、ウォーキングストリートもパタヤビーチと隣り合わう形で存在しており、夜ともなるといわゆるそっち系のお店や売春婦を求める人々が路上に現れることもあって、海外のメディアではSin City(犯罪都市)やThe World’s Sex Capital(世界のセックス首都)などの不名誉な称号を授かっているのも事実です。

実際にぼくの友人であるインド人にはパタヤは(Sin Cityの)イメージが悪いから行きたくないという人もいるほどです。

<参考記事(英語)>

以下の記事(英語、写真あり)は見る人によっては不快感を感じる可能性もあるので、免疫のある方のみご覧ください。

[ザ・サン] タイのセックス首都クリーンアップ作戦を決行
https://www.thesun.co.uk/news/3357383/thai-sex-and-booze-capital-pattaya-undergoes-a-major-clean-up-operation-as-cops-take-to-the-streets-to-give-the-sleazy-city-a-makeover/

 

パタヤ警察によるドローンを用いた監視

このような黒いイメージの側面をもつパタヤでは観光客がトラブルに巻き込まれたり、観光客同士の争いに警察が出動するということも日常茶飯事。インターネットのニュースメディアでは連日のようにパタヤのトラブルが報道されます。

こうした背景にある中、パタヤ警察は2017年5月13日金曜日、観光客の安全を守るためにパタヤビーチにドローンを配備。街中に配置された警官らと共に周辺の安全監視活動を実施しました。

しかしながらドローンのオペレーションには街中に溢れる広告や電線が障害になるとして、パタヤ警察はパタヤ市に対してこれらの看板や電線を再編成することを求めています。

パタヤ警察によると、ドローンを活用したこの監視活動は、タイが自国の競争力を高めるためのアクションプラン”タイ4.0″に関連した、パタヤ警察の近代化政策の一環であるとしています。

 

<Source>
http://www.nationmultimedia.com/news/breakingnews/30315106
http://www.todayonline.com/world/asia/sex-thai-city-frustrates-junta

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何でもドローンにする魔法のプラットフォーム

デリバリー(配達)ドローンが世間を賑わしている昨今のドローン業界ですが、これらは全てドローンが何かモノを運ぶというシステム。

本日ご紹介するのは、モノをドローンに運ばせるのではなく、モノ自体をドローンにして運んでしまおうというシステムです。

 

ご覧の通り、椅子がドローンとなって飛んでいます。

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このシステム、日本初の産業用ドローンメーカーPRODRONEが開発したドローンプラットフォームPD-ANY。

バッテリーと一体になった4つのプロペラをモノに取り付けることで、椅子やテーブル、その他何でも空飛ぶ物体:ドローンに変えることができてしまう魔法のようなプラットフォームなのです。

また4つのプロペラユニットは飛行前に自動的にカリブレーションを行うので、操縦者が行うのはコントローラーでスタートコマンドを入れるだけ。とてもシンプルです。

 

机の片側に取り付ければ、ご覧のとおり、運ぶ人の手伝いをすることもできます。

Screen Shot 2017-05-12 at 21.31.24.png

 

モノを運んだ後は、どうするんでしょうか。

プロペラユニットだけ取り外して、ユニット単体で飛行させて元の位置に戻すことができれば完璧ですね。

 

いま世間ではIoT(Internet of Things: モノのインターネット)が流行っていますが、このプラットフォームが活用されることでDoT(Drone of Things: モノのドローン)が実現する日が来るかもしれません。

 

 

 

<Reference>
PRODRONEウェブサイト
https://www.prodrone.jp/

ドローンで守れ!! ジャスティン・ビーバー in India

5月10日はブッダの生誕日ということでタイは祝日。

同日、所変わって同じアジアのインドムンバイではカナディアンシンガーのジャスティン・ビーバーの同国初のライブが開催されます。

インド国内での熱狂的な人気もあって、会場には45000人以上が動員される見込みであり、ムンバイ警察署は当日500人以上の警官を警備に配置。

会場内は私服警官が見回りを行う他、監視カメラのよるモニタリングに加え、カメラ搭載のドローンがイベントの間中ライブ映像を会場内の警備室にいる警官らに届けて安全を見届けます。

これだけ大きな規模のイベント、会場ともなれば人の手による警備だけでは限界があるのも事実。

ドローンが安全なライブイベントの運営に寄与できればドローンのプラスイメージがますます培われていくことでしょう。

 

<source>

http://en.prothom-alo.com/entertainment/news/147575/Drone-surveillance-for-Bieber-s-India-concert

南国タイのラインマンドローン

まずはこちらの写真から

山間部に行くとよく見かけるこういう光景。

powerline.jpg

遠く離れた地域に電力を送電するための鉄塔と送電線ですが、これって一体どうやって電線を張ってるんだろうと疑問に思ったことありませんか? ぼくは見るたびに不思議に思っていました。

 

実はこうやって張っていたんです!

 

 

 

Screen Shot 2017-05-04 at 19.41.09.png

 

そう、なんとヘリコプター使ってるんですよ!

コストも相当かかるでしょうが、とにかく危ないですよね。こんなに鉄塔の近くを飛ばないといけないなんてリスクが高すぎます。

もちろんヘリコプターだけでは十分ではなく、実際にはラインマンと呼ばれる送電線技師の方々が実際に鉄塔に登って、ヘリコプターが運んできた電線を適切な曲線をつけて固定するといった作業が必要になるのです。

 

ということで、ここまで読んでこの記事で伝えたいことがわかった方、ドローンビジネスのセンスがあるのではないでしょうか?

 

そう、ヘリコプターを使う代わりにドローンで電線を張ればいいじゃない?というのが今回紹介するタイの取り組みです。

 

タイ発電公社の送電線プロジェクト

タイ国内で電力を供給している企業Electricity Generating Authority of Thailand(EGAT)は、中国深センに本拠地を構えるドローンメーカーMMCと共同で、MMCが開発するドローンSpyderを用いてタイの山間部の送電線配線を行なったと発表しました。

 

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From the URL of MMC

 

この共同プロジェクトはMMCにとって同社のドローンをデモンストレーションする機会になるのみならず、タイの電化率100%をめざすEGATがより多くの送電線を設けるための助けになると望んでいます。

近年タイ政府は急速に成長する経済需要を満たすため、発電設備への投資を増加させています。

従来の人の手による配線方法は持続可能な経済や人道主義、生産性、周囲への環境配慮といった様々な要素にそぐわないと、EGATはコメントしています。

 

こちらがSpiderドローンを用いた電線配線のデモ動画です。

 

アイデア自体はドローンが一般社会に普及する以前からあったみたいです。

以下はドローンではなくラジコンヘリを使った送電線の延長作業の動画です。

 

ドローンを用いても引き続きラインマンの方々のサポートは必要になるでしょう。

しかしヘリコプターが間近を飛ぶことに比べれば、ラインマンの安全性も高まるのも事実。

おまけにコストも下がるとなれば、これはドローンが人の社会を助けるという好事例となります。

 

いやー、こうやって毎日記事を更新していると色々と新しい発見があるものです。

 

 

 

ラインマンという仕事に興味を持たれた方は以下の動画もオススメです。

 

 

こちらはとあるラインマンの方のブログ。
http://rookie.h.fiw-web.net/lineman/lineman.htm

最後にNeverまとめも。
https://matome.naver.jp/odai/2140720557317540101?page=2

 

<Source>
http://gpsworld.com/mmc-strings-mountain-power-lines-using-uavs/
http://www.mmcuav.com/2017/03/16/mmc-announces-successful-demo-of-drone-stringing-power-line-on-thailands-ragged-mountain/
http://www.mmcuav.com/drones/

 

タイ警察 渋滞の監視用にドローン活用を検討

世界で最も悪名高いと言われているタイの首都バンコクの交通渋滞。

つい先日のCNNの調査 “夕方の道路渋滞、最悪の都市は?世界の都市調査“においても不名誉な事に一位を獲得。世界にそのネガティブな印象を与えてしまいました。

<参考>
夕方の道路渋滞、最悪の都市は? 世界の都市調査http://www.cnn.co.jp/business/35097168.html

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2017年2月20日付けmoney.cnn.comより

 

実際にタイバンコクに住んでいるぼくの目からしてもこの渋滞は現地の人がかわいそうになるほどひどいです。

歩けば10分で行けるようなところが車で渋滞にはまってしまうと1時間なんていうことも日常茶飯事です。

バンコクの渋滞がいかにヒドイかは下の映像を見ていただけるとわかるでしょう。

ホントに歩いた方が早いんです。

 

一方で、こうした状況に対応するためタイ警察が渋滞状況の監視のためにドローン活用を検討という記事が Digital Journalに載っています。

タイは観光地としても世界中から多くの人々を惹きつける魅力的な国。

休日ともなれば道路は車と人で埋め尽くされます。

タイ警察にコメントによればドローンは渋滞監視をするために効率的。休日には渋滞がひどすぎて路上での監視は困難になる、とのこと。

 

ドローンによる渋滞監視プロジェクトのパートナーに選ばれたのは中国深センに本拠地を構える企業JTT。

JTTが有する産業用ドローンT60は雨風といった過酷な環境下でも飛行できる耐性を持っており、遠く20Km離れたところからでも映像を届けることができます。

 

無駄な車線変更、交通事故、交通ルールの無視だったりと渋滞を引き起こす原因は様々。

ドローンを活用して空から状況をつかむ事で原因の特定と対策検討に一役買ってくれそうです。

バンコク渋滞緩和にドローンが何らかの好結果をもたらしてくれる事を一住民としても切に願います。(合掌)

 

 

JTT(Shenzhen JTT Technology Co., Ltd.)公式ウェブサイト:
http://www.jttuav.com/en/index.html

JTTのT50ドローンのプロモーション動画

 

<Source>

http://www.digitaljournal.com/pr/3307151

ドローンが犬のフンを片付ける日

オランダからドローンを活用した新しい取り組みの紹介です。

オランダの二つの企業Tinki.nlとSpace53はオランダ国内の犬のフン問題を解決するために共同でドローン開発に着手したと発表しました。

背景にあるのはオランダ国内の犬のフンの問題。

年間1億キロとはまた巨大な数値ですね。。

 

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写真はDroneblog.comからの引用

 

確かに犬のフンにはバクテリアやウイルス等が存在するため処理されずに路上に放置されたものは人間のみならず他の動物に健康被害を及ぼします。

1億キロともなると、確かに健康面に及ぼす影響は心配ですね。色々なものが宙を飛び回っていると考えると。。

今回開発された犬のフン処理ドローン”DogDrone”は2機のドローンによるジョイントワーク。

1機は通常の空を飛ぶドローン”Watchdog 1 “。撮影用のカメラの他に赤外線カメラを搭載し、犬のフンの位置を空から特定。GPS信号とともに位置を記録します。

その情報を受信して回収任務に当たるのが2機目の地上ドローン”Patroldog 1 “。

 

プロトタイプはすでに開発され実験段階にあるそうですが、苦労しているのが2機目の地上ドローンPatroldog 1。

それなりの重量のある犬のフンを片付けるのはそう簡単ではないようで、将来的にはもう少し大きいサイズの地上ドローンを開発することを予定しています。

加えて両企業は回収した犬のフンのリサイクル方法も模索中。

これだけの量の犬のフンを処理するために、両企業は広く一般社会にも呼びかけDogDroneのフライト実験に参加してくれる希望者を募っています。

 

ところで犬のフンを処理するためにドローンを活用となると懸念となるのは法規制。何しろ街中に放置されたフンを回収しないといけないわけですから、人混みの中を飛行せざるを得ない状況にも直面するでしょう。

Droneblogの記事によると同じヨーロッパに属するエストニアがドローンの規制を緩和。オランダも時間の問題と記しています。

政府が積極的に法整備を整えていくというのは自国でのドローン活用のためのみならず他国へも影響を与え、強いてはドローン業界全体にも影響を及ぼします。

DogDroneのような新しい取り組みが国に承認されれば世界的なドローン活用に拍車がかかるのは間違いなく、オランダ政府の決断にも要注目です。

 

<Source>
http://droneblog.com/2017/03/24/dutch-start-up-develops-dogdrones-to-fight-dog-poo-problem/

伊イタルデザインとエアバスが描く未来のドローン都市交通システム

イタリアが世界に誇るデザイン会社イタルデザインと航空機メーカーの雄エアバスがタッグを組み未来のドローン交通システムを描いた動画がYoutubeに公開されています。

今はどこへ行くにしてもスマホでUberのアプリを呼び出せば指定した場所にGPSナビゲーション通りに連れて行ってくれる時代。

バンコクでもこの便利なUberの白タクサービスは大流行りですが、当然迎えに来るのはドライバー。

だけどこれも将来は無人運転車が迎えに来るというシステムになるのでしょう。

さらに運転席に搭載されたセンサーがドライバーの表情からドライバーがどんな気分かまで読み取ってくれ、

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車内の照明やムードを調整、それにあった音楽を選択してくれるといったこともできるようになるのかもしれません。この辺はまさにAIのなせる技ですね。

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そして、

移動中継地点にたどり着いたら空からドローンがお出迎え。

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そしてここからは空の旅。

今の時代は航空機も鉄道も基本的には大量の人員を目的地まで決められたルートに沿って、決められたスケジュールで運ぶことが基本。

でもこうしてドローンが輸送交通手段として利用できるようになると、輸送の単位を小さくしてかつオンデマンド型にできるようになる。

移動がもっと自由になるし、人の行き来も今よりもっと活発になって行く。もはや国境なんてあってないようなものみたいになるかもしれません。

 

もちろん産業界もこの流れに合わせる形で事業構造の変換を余儀なくされるでしょう。

うちは自動車メーカーだからとか、いやいやうちは航空機メーカーなんでとか言っている企業はいつの間にか消滅しているかもしれませんね。

 

お待たせしました!

それでは最後にその動画をご覧ください!

 

続いてこちらが2017ジュネーブ国際モーターショーで実際にお披露目されたコンセプトモデル。

もうコンセプトモデルが出るところまで時代は来ているんですね。

ドバイ ドローンタクシーを2017年夏に導入

2月のウォールストリートジャーナルの記事に革新的な取り組みの記事が出ていました。

中東のアラブ首長国連邦の首長国であるドバイが2017年今夏にもドローンを利用して人を運ぶドローンタクシーの運用を開始するとアナウンスしたのです。

ドローンタクシーと呼ぶからにはもちろんドライバーのいない無人機タクシーですよ!

それがこちら。

 

 

このドローンタクシー。

使用される機体はあの中国Ehangの184。人を運ぶドローンとしてはもっとも有名なメーカーのモデルといっても過言ではないでしょう。

<関連記事>
人を乗せるドローン  世界のTop5

このドローン、Ehangの発表によると航続距離は約50Km(31マイル)、最高時速は160Km(!!)にも及び最大100Kgまで積載可能です。よほどの巨漢な方でない限りは乗ることができそうですね。

操縦は全てコックピットのモニターから設定を行います。

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同時にドローンの位置は常に地上にあるモニタリングセンターで監視されていますから、ほかのドローンタクシーとの空中衝突の心配もなさそうです。

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Ehangのドローンタクシー機体はすでにドバイ民間航空当局(DCAA)の検査を受けており、早ければ今年7月にもこのドローンタクシーの運用を開始。

ドバイの首長Mohammed bin Rashid Al Maktoum氏は2030年までに市内の交通機関のうち25%を無人運転による交通手段に切り替えることを目標としています。

 

 

しかしドバイとドローンといえば、こうした明るい話題だけでもないのも事実。

このブログでは結構ドバイのドローン事情を取り上げることが多いですが、最近も空港近辺でドローンが目撃される事件が頻発し、ドバイ政府はドローンの規制を強化することを発表したばかり。

詳細について興味のある方は以下の関連記事を参照してください。

<関連記事>
【海外ドローン事情】UAEドバイが取り組むドローンと空の安全
ドバイ国際空港 不審ドローンを捉えるドローンハンターを導入
【海外ドローン規制】ドバイを有するUAE(アラブ首長国連邦)がドローンのより厳しい規制に向け法整備

 

こうした状況に置かれている中でも、国のトップがこうしてドローン活用のための明確なビジョンを提示するというのはドローン利活用を推進していくにあたり非常に有利に働くことでしょう。

これからも世界に先駆けてドローンテクノロジーを積極的に取り入れていくことを進めてほしいと願っています。

 

<Source>
http://www.wsj.com/video/flying-drone-taxis-could-take-off-in-dubai/F329FEAC-2366-4796-9205-72C0344F17D0.html

巨大オレオOreoドローンがニューヨークの空を飛ぶ!? チョコレートクッキーがドローンを使った新たなマーケティング戦略

それはそれは巨大なオレオの形をしたドローンがニューヨークの空を飛びます。

 

そのオレオドローンから地面に向けて落とされるのは本物のチョコレートクッキーオレオOreo。

オレオは重力に引っ張られそのまま落下。そして地面に置かれていたミルクの入ったカップの中に見事ダイブ!!

ドローンによるオレオダンクシュートの成功!

のテロップで映像は終了。

それがこちらです。⬇️

 

実はこれ3月6日のナショナル・オレオ・デー(National Oreo Day)(そんなのあるんですね!)と2017年のオレオ誕生105周年を記念したマーケティングイベント。

オレオの姿をまとった5機の巨大ドローンがニューヨークの空を飛び、空中からオレオを地上に置かれたミルクカップの中にダンクシュートするというもの。

オレオクッキーが落とされる位置はあの自由の女神の高さと同じおよそ90m(305フィート)というから地表に置かれたミルクカップに入れるのはかなりの至難の技。

このダンクシュートイベントはSNSとも絡められ、消費者が色々な方法で試したオレオダンクシュートをツイッターやインスタグラムに投稿できるというもの。

このコンテストの優勝者にはロスアンジェルスもしくはニューヨークへの旅行がプレゼントされるのです。

オレオは昔からこうした風変わりなマーケティングイベントを打つことで有名だとか。

ドローンを活用したこうしたマーケティングもこれから活発になっていくかもしれませんね。

 

<Source>
http://www.adweek.com/digital/oreo-flew-5-giant-drones-over-new-york-city-to-recreate-the-famous-milk-dunk/

ついに実現!! 真上を向けるドローン DJI Matrice200

もうかれこれ1年くらい前ですが、こんな記事を書いていました。

<関連記事>
真上を向ける真の360°全方位カメラ付きドローン

今市場にリリースされている消費者向けドローンの一つの欠点は”真上を向けない”ということです。これって結構空撮の可能性、視点の動きを制限していると感じています。
真上を向くこともできる360度全方位撮影可能なドローン〜〜

 

そう、ドローンって真上を向くことができないんです。いやできなかったんです。これまでは。

DJIのInspire1、2であればカメラを水平方向に対してやや上方向に傾けることはできましたが、それでも真上を撮影するということはできません。

ですが、今回DJIが新しくリリースしたMatrice200シリーズにおける2つの210モデル(M210 とM210 RTK)については、機体の上部にジンバルが取り付け可能になっているのです。

 

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こうやって正面から見ると手が4本ある2足歩行ロボットみたいですが、ドローンの頭に当たる部分にカメラが取り付けられているのがわかりますね。

こうすることによって今まではできなかった橋梁や高架道路の裏側を点検したりといったオペレーションにドローンを活用することができるわけですね。

広範囲なエリアを自律飛行するドローンで点検できるわけですから、点検作業の安全性も増しますし、当然メンテナンスコストを削減することにも繋がります。

今までは人がハーネス等をつけながら橋にぶら下がる形で点検せざるを得なかった状況を考えると飛躍的な進歩といえます。

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この他にも風力発電所の発電タービンをドローンで点検するときは、今までは下記写真のようにタービンをY字型に停止させた上で点検を行う必要があったのが(カメラが下方向しか向けなかったため)、機体上部にもカメラを取り付けられるようになったことでこの複雑なオペレーションを回避することもできるのです。

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以下の過去記事⬇️  を書いた当初はどこかのドローンメーカーが開発してくれないかなぁと期待混じりで書いたものですが、さすがDJI、見事にやってくれました!

 

<関連記事>
真上を向ける真の360°全方位カメラ付きドローン

 

どうせなら機体の上部、下部同時にカメラを取り付けられるようにしてもいいのになぁと個人的には思うところですが、そこは今後のバージョンアップ、マイナーチェンジに期待しようと思います。

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こんな風に機体上部と下部療法にカメラを取り付けられるといいんですが。

 

<Reference>
http://enterprise.dji.com/news/detail/m200-series-vertical-inspections-with-an-upwards-gimbal

DJI Matrice200はドローンが脅かす空の安全を救うか?

先日発表されたDJI Matrice200。

MatriceはDJIが開発する産業用途向けドローン。橋梁や鉄塔などの点検や建設予定エリアの3Dマップ作成情報収集などに利用される目的で作られています。

このMatriceの最新シリーズが今回発表された200シリーズ。

そしてぼくが注目したのが、先日もツイートした通りこのドローンに搭載されている安全性向上のための機能、有人航空機の検知です。

 

そう、Matrice200シリーズには周辺の有人航空機が発する飛行位置や高度を知らせる情報を受信することのできる受信機が搭載されるのです。

この有人航空機が発生する飛行位置や高度を知らせる情報はADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)と呼ばれ、M200シリーズにはADS-B信号を受信する装置が搭載。

ADS-B信号のトランスミッターを搭載した有人航空機からは、航空機を一意に特定するIDと飛行機の位置情報(緯度、経度)や飛行機の速度(水平速度、上昇、下降速度)などが発信され、数百キロメートル離れた位置から受信が可能。

 

パイロットに対して近くを飛行する航空機の有無を知らせることができます。

 

ちなみにこのADS-B信号は飛行中の民間航空機の位置をリアルタイム表示するウェブサービスFlightradar24でも確認できるそうです。

確かに下記の画面の左上にADS-Bの表記がありますね。

Screen Shot 2017-03-05 at 11.43.57.png

 

 

ぼくがなぜこの航空機検知機能に反応したかというと、もう読者の方はご存知かもしれませんが、ドローンが脅かしつつある空の安全を救う救世主となりうると思ったからです。

現在、世界中でドローンと航空機のニアミス、空港でのドローン目撃事件が頻発しています。

ここ数ヶ月のツイートをざっと見る限りでも、

海外のニュースメディアではこうしたドローン関連の事件が日常的に報道されるのはもはや珍しくありません。

ADS-B受信機を搭載したMatrice200シリーズはこうした事件をなくし、空に安全をもたらす救世主となりうるのです。

ただし問題点はADS-Bは全ての航空機に搭載されているわけではないということ。ADS-Bを発信機が搭載されていない航空機の情報は当然ながらMatrice200では受信できないわけです。

 

ドローンが誕生したことによって変わった空の安全事情。

空の安全を確保するためにはドローンだけではなく航空機側にも何らかの対応が必要になることは間違いありません。

 

 

<Source>
http://www.bbc.co.uk/news/amp/39106520

紙でできたドローンがデリバリードローンに新たなイノベーションを起こす。

外観を変えたなら次は素材を変えてみよう。

UAVやいわゆるドローンの世界ではマルチコプターと呼ばれる多プロペラ機が市場では一般的です。なかでもDJI Phantomシリーズのような4枚プロペラのクアッドコプターが主流であることはこのブログの読者の方であれば言うまでもないでしょう。

そんなドローンにも最近ではマルチコプター型ではなく、鳥型だったりX字の羽を持つモデルだったり、最近ではモノコプターと呼ばれる一枚プロペラ(モノはギリシャ語で”1″)のドローンも出てきています。

ですが今回紹介するドローンは外観は普通の鳥型ドローン。

違うのは、そう素材なのです。

 

 

市場に出回っている多くのドローンはプラスチックや合成樹脂でできていますが、今回のドローンはボール紙。あのちょっと硬い厚紙と呼ばれるタイプの紙です。

 

特徴を整理すると、

・モーターなし(つまり誰かもしくは飛んでいる物体から宙に投げてもらう必要あり)

・バッテリーもない

・片道切符ドローン(目的地に着いたらそこで終わり。ちょっと悲しいですが帰還はしません。)

・でも自然繊維でできている紙だからこそ時間が経てば土に還る

といったエコな性質を兼ね備えているドローンでもあります。

 

しかしながら同時に、小型コンピューターやセンサーは搭載されているので、

・あらかじめ設定された目的地へ自律飛行することが可能

・機体の羽の角度を調整することで飛行位置や着陸地点を調整することが可能

なのです。

加えて紙でできているので、持ち運びは折りたたみが可能。

組み立ては誰でも簡単にできます。

 

では一体どんな場面での活躍が期待されているかというと、人が入り込むのが困難な場所、例えばそこへ至る道が閉ざされている状態やひどく被害を受けている状況のエリアなど、に医療物資を供給する手段となりうるのです。

例えば地震や洪水などの自然災害により周辺地域から孤立してしまったエリアがあったとします。

近くには病院もないため、救援物資をいかに早く届けられるかは被害者の救助成功の可能性に大きく関わっています。

そんな時に上空から、例えばヘリコプターからこの紙ドローンに救援用医療物資を積載し、あらかじめ設定された目的地へ向けドローンを飛ばす。

事前に設定された目的地へ向かい、搭載されたセンサーで位置を微調整しながら着陸。救援物資が直接人の手を介さずに被害者の元へ渡される。ドローンは離陸地点へ戻ることなく、何年もの時を経て地面にかえっていく。

ドローンデリバリーといっても、活用方法はなにも商品配達だけに限ったことではない。

テクノロジーが生み出す未来の救助の姿です。

 

<Source>
http://www.recode.net/platform/amp/2017/1/31/14460734/watch-paper-airplane-drones-darpa-medicine

空港それも滑走路でのドローン飛行が認められた特別事例 [アメリカFAA]

空港とドローンと言えば、思いつくキーワードは”飛行禁止エリア”。

これはどこの国に行っても共通のドローン規制です。

ですが、アメリカのアトランタ国際空港では空港でドローンが飛んでいる姿が頻繁に目撃されるかもしれないのです。

 

一体何が起きているのでしょうか?

 

実はこれ、空港の拡張工事に関わる特別なドローンの使用。

空港近くにホテルを建設するため既存の駐車場を解体する必要があるのですが、この工事を進めるためにドローンが利用されているというのです。

イギリスに拠点を置くAtkins社はアメリカのドローン企業3DR(Soloドローンで知られる)と組んで当該エリアのドローンによる3Dモデリングを行なっています。

もちろん空港敷地内でのドローン飛行ですから、計画は一筋縄ではいかなかったようです。

とりわけいくつかの飛行は滑走路の間で行われなければならないことから飛行許可の取得は非常に特殊なものだったようです。

ドローンを使用した作業がどのような意図のもと行われるのか、また安全性確保のための手段をどう講じるのかを正確に示した後、FAAから特別飛行許可が与えられたとのこと。

FAAからの許可発行にあたっての条件の一つには、ドローン飛行の間常に管制塔の管理官と無線コンタクトをとり、すべてのドローン飛行は管制塔の指揮下のもとに行われなれければならないというものもあったとか。

現在のところ7本のドローン飛行が大きな問題もなく終了しているそうです。

 

 

<Source>
https://news.3dr.com/how-we-got-permission-to-fly-drones-on-the-busiest-airport-in-the-world-bbcd037126c3#.qz2wlsmzm
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/drone-flights-airport-atlanta-faa-pemission/
https://3dr.com/faa/

アメリカ最大のスポーツイベント スーパーボウルはNo Dron Zone!!

スーパーボウルといえば、アメリカンフットボール(いわゆるアメフト)のプロリーグであるNFLの優勝決定戦。

アメフトに興味がない人でも名前だけは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

それほど有名なアメリカ最大のスポーツイベントです。

 

今回紹介したいのは、そのスーパーボウル2017の勝敗予想。

ではなくて、ドローンにまつわる話。

 

米連邦航空局FAAがスーパーボウルの試合中のドローン規制を制定したのです。

そのCMがこちら。

“フェイスペイントを持って行こう。チームスピリットを持って行こう。でもドローンは家に置いて行こう。試合をみんなにとって安全に。Big GameはNo Drone Zone。”

のスローガンとともに試合会場がドローン飛行禁止エリアであることを訴えています。

 

 

FAAによれば規制が敷かれるのは試合当日2月5日日曜日の現地時間午後4時から午後11時59分までのおよそ8時間。

試合が行われるヒューストンのNRGスタジアム上空並びにスタジアムから34.5マイル(およそ55km)以内のエリアはNo Drone Zoneに指定されます。

規制の理由はもっぱら安全上の理由から。

万が一落下して観客に怪我をさせたりしては試合も台無しですからね。

これに加えセキュリティ上の懸念も勘案されたとのこと。

 

スポーツイベントをドローンで撮影した映像はぼくも見たことがありますが、ヘリコプターや通常の中継カメラでは撮ることのできないアングルを届けることができて非常に新鮮かつダイナミックなんですよね。

今回のFAAの規制は不用意にドローンを飛ばすという行為やそれに伴う各リスクを軽減するための措置として正しいものだと思いますが、一方で報道団体やドローンオペレーターなどには特別ライセンスを与えるなどして、こうしたスポーツイベントでもどんどんドローンを活用してほしいと願っています。

 

<Source>
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/super-bowl-drone-ban/

インドチェンナイのオイルタンカー衝突事故 ドローンが捉えた原油流出状況

インドチェンナイで発生した2隻のオイルタンカー衝突事故。

当局は当初原油が海に流れ込んだ事実はないと発表していたものの、原油が海岸にまで流れ着く事態に発展。

原油を取り除く作業は現在も継続されていますが、その被害状況を捉えたドローン映像が下記INDIA TODAYで公開されています。

ドローンは上空から広範囲のエリアを空撮できるのでこうしたアクシデント発生時に被害状況を把握するのにも役立ちます。

http://m.indiatoday.in/video/chennai-oil-spill-ship-collision-beaches-choked-environment-pollution-disaster/1/874441.html