【海外ドローン規制】タイでドローンを飛ばしたいと思っている方へ

この件、ちょくちょくと質問を受けるので記事にもしておきたいと思います。

 

“タイでドローンを飛ばしたいと思っているんですが、ドローンを持って行くことはできますか?”

“今度タイのプーケットに行くんですが、現地のドローン法規制について教えてください”

 

最もよくいただく質問が、タイに旅行に行くのでドローンを飛ばしたいと思っているけど現地の法規制がわからないから教えて欲しいというもの。

地域別に言うと特にプーケットについての問い合わせが多いですね。

世界有数のビーチリゾートであるプーケットは紺碧のアンダマン海、高く生い茂るヤシの木、白い砂浜とドローン映えする景勝地であることは確かです。

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タイのプーケットは世界中から人が集まる有数のビーチリゾート

 

ただし実際にタイ国外の人がタイ国内でドローンを飛ばそうと思うとなかなかハードルが高いというのが事実です。

以下にその理由を述べていきましょう。

 

法規制

まずタイにおけるドローン法規制ですが、2015年にタイ交通省(Ministry of Transport)が発表した、

“Announcement on Rules to Apply for Permission and Conditions to Control and Launch Unmanned Aircraft in the Category of Remotely Piloted Aircraft(遠隔操縦航空機カテゴリにおける無人航空機の飛行と操縦のための許可と条件の適用に関するルールの告知)”

が現在も有効なドローンまたはその他のUAV(Unmanned Aerial Vehicle: 無人航空機)に適用される法律となっています。

 

この法律の中で定められている規制の最も重要なポイントの一つがライセンスの取得です。

1.カメラを搭載した全てのドローンは政府への登録が必要

2.2KGを超える全てのドローンは政府への登録が必要

登録とありますが、登録と引き換えに飛行ライセンスが付与されるので、ここでの登録はライセンスと同義です。つまりライセンス取得なしにドローンを飛ばすことはできないのです。

1と2をよく見るとわかりますが、カメラのついていない2Kg以内のドローンは政府への登録が不要(=ライセンス不要)ですが、ほとんどのドローンにはカメラが搭載されているので、実質ほぼ100%ライセンスが必要になるということを意味します。

 

0001
タイの民間航空当局CAATによるドローン規制資料

 

そしてこのライセンス取得ですが、非常に時間がかかるのが問題です。

タイ国内でタイ国内居住者が申請するとしても数ヶ月は待つ必要があります。

日本などタイ国外から申請できるのかという点については、これもかなりハードルが高いです。

なぜか?

ライセンスの申請の前提として”タイ国内で補償される”ドローン保険に加入していることが必要ですが、このドローン保険に加入するにはドローンの実機を持ち込む必要があるのです。(ドローンのシリアル番号や機体の写真を保険会社に提出する義務があるため。)

意外と盲点になっていますが、ドローン保険というのはほぼ100%、その国の国内で起きた事故だけが補償対象となっています。世界各国で提供されているドローン保険で、国外補償対象になっているドローンはぼくが知る限りありません。(このあたりのドローン保険の詳細は下記の関連記事に詳述しています。)

 

以上、規制と保険両方の観点からタイ国内で旅行者がドローンを飛ばすということは非常にハードルが高いのです。

 

こうした事情を受けてもなおタイでドローンを飛ばしたいという方は、当ウェブサイトDrone@Bangkokで個別に相談を承っておりますので、Twitterや下記のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

お問い合わせフォーム

 

また、タイのドローン規制の詳細は以下の記事で紹介していますので、合わせてご確認ください。

<関連記事>
【海外ドローン規制】タイ王国ドローン法規制の概要をまとめた英語版資料がリリース!!

【海外ドローン規制】タイのドローン法規制(詳細編) 非公式日本語訳PDF付き

海外での商用ドローン空撮には現地ローカルパイロットを使用するべき3つの理由

タイのドローン保険詳細  申し込みできるのはココ!!

 

 

 

タイ国内におけるビジネス目的でのドローン飛行については以下のサイトでも問い合わせを受け付けています。

タイのドローン空撮お問い合わせ

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【海外ドローン規制】アメリカでドローンを飛ばす時に必要なことと飛行ルールのまとめ

先日公開した記事”【海外ドローン規制】アメリカ 空港近くでのドローン飛行許可を管制官に確認した男のエピソード紹介“を書いている途中で、アメリカのドローン規制についても改めて目を通していました。

このウェブサイトにはアメリカでのドローン飛行の方法を探してアクセスされる方もいますので、アメリカでドローンを飛ばすために必要なことをシェアしたいと思います。

ターゲットはレクリエーション目的での飛行です。

アメリカでドローンを飛ばすために必要なこと

最初に言及しておきたいのが、ライセンスや飛行許可の取得。

レクリエーション目的・ホビー目的のドローン飛行であれば、ライセンスや飛行許可の取得は不要です。

ただし、屋外での飛行に際しては以下の事項が必要になります。

・飛行するドローン機体のFAA(米国連邦航空局)への登録。(0.55ポンド(およそ0.24Kg以上25Kg以下)の場合)(下記で詳述)

・機体の登録番号を機体に貼り付けること

・安全飛行のためのガイドラインを読み、理解すること

・操縦者・飛行者は13歳以上であること。(13歳以下の場合は)

・アメリカ国民もしくは永住権保持者

そして外国人に対しては、

・アメリカを訪問するドローンを飛行する外国人は全て機体の登録が必要

とアメリカ国民同様にドローンの機体登録をFAAに対して行う必要があります。

登録はオンラインで実施可能です。

 

<FAA(米国連邦航空局)ウェブサイト>
https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/

機体の登録方法

FAA(米国連邦航空局)が下記に定めている通り、外国人でアメリカ国内でドローンを飛ばそうという者は機体をFAAに対して登録する必要があります。

Visiting foreign nationals must register their UAS upon arrival in the United States (online registration serves as a certificate of ownership).

FAAのウェブサイトより

登録を行わなければならないドローンの要件は、0.55ポンド(およそ0.24Kg以上25Kg以下)の場合)なので、ほとんどのドローンが該当すると言えます。

登録に当たっては、以下の情報が必要になりますので、登録用のウェブサイトを訪れる前に準備をしておきましょう。

  • emailアドレス
  • クレジットカードもしくはデビットカード
  • 居住地(配達先住所*居住地と異なる場合)

登録費用は5USDで、3年間有効。

登録は下記のURLから可能です。
https://registermyuas.faa.gov/

また機体登録が必要なドローンの例についても、主要ドローンを例にあげた資料が公開されています。

https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/media/UAS_Weights_Registration.pdf

 

なお、機体重量が55ポンド(25Kg)を超えるドローンについては以下に詳細が記載されています。
https://www.faa.gov/licenses_certificates/aircraft_certification/aircraft_registry/UA/

 

<参考: FAA(米国連邦航空局)ウェブサイト>
https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/media/UAS_Weights_Registration.pdf

 

登録番号の機体への貼り付け

登録が終了したら、登録番号をドローンの機体に貼り付ける必要があります。

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<参考: FAA(米国連邦航空局)ウェブサイト:登録番号の貼り付け>
https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/media/UAS_how_to_label_Infographic.pdf

 

飛行ルール

冒頭にも記載の通り、ドローン飛行者は”安全飛行のためのガイドラインを読み、理解すること”が求められます。

FAAが定める安全飛行のガイドラインには以下のようなものがあります。

安全飛行ガイドライン

  • 400フィート、120メートル以下で飛行すること
  • 視界の範囲内で飛行すること
  • 他の航空機、特に空港近くでは飛行しないこと
  • 人々が集まる上空では飛行しないこと
  • スタジアムやスポーツイベントの上空では飛行禁止
  • 家事などの緊急事態が発生している場所近くでは飛行禁止
  • 酒気帯びなど通常と異なる身体影響下で飛行を行わないこと
  • 空域での規制や要件に十分気をつけること

 

 

どこで飛ばせるの?

アメリカ国内のどの場所でどのような規制や飛行の要件があるのかを可視化するアプリがFAAからリリースされています。

 

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FAAウェブサイトより

 

自分がドローンを飛ばそうとしている場所がそもそも飛行可能な場所なのか、飛行可能として何らかの制限や要件があるかどうかはこのアプリを使うのが良いでしょう。

アプリはアンドロイド、iOS双方に対応しており、下記のURLからダウンロード可能です。

 

Google Play Store
https://play.google.com/store/apps/details?id=gov.faa.b4ufly2

App Store
https://itunes.apple.com/us/app/b4ufly/id992427109?ls=1&mt=8

 

Screen Shot 2017-05-28 at 12.29.25.png

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

さすがドローン大国・先進国アメリカ。

規制や登録の手順まで詳細がFAAのウェブサイトによくまとまっていて非常に明確です。

アメリカにドローンを持って行こうとするのであればFAAのウェブサイトはマストチェックの情報です。

また、アメリカでのドローン飛行については過去にも記事をいくつか公開していますので参考にしてください。

国立公園は飛行禁止エリアになっていることが多いので事前に十分リサーチをして注意することをオススメします。

 

<関連記事>
ドローン規制 ヨセミテ国立公園はドローン禁止

アメリカの国立公園でドローン飛ばす時にマストチェックのウェブサイトをご紹介

 

<参考>
FAA(米国連邦航空局)ウェブサイト
https://www.faa.gov/
https://www.faa.gov/uas/getting_started/fly_for_fun/
https://www.faa.gov/uas/where_to_fly/b4ufly/

【海外ドローン規制】中米ニカラグアの税関でドローンを取り上げられた男の話

調べ物をしている最中に偶然興味深い動画を見つけたのでシェアしたいと思います。

中米ニカラグアの税関でドローンを取り上げられた旅行者のエピソードです。

 

<動画: 税関でドローンDJI Mavic Proを取り上げられた話 (英語、字幕あり) 2017年5月8日>

 

男の身に起こったこと

動画が将来削除されてしまうことを考えて、以下に何が起こったのかをサマリーで記載します。

<サマリー>

・男は旅行でニカラグアを訪問。ニカラグアがドローン禁止であるということを知らずにDJI Mavicを持ち込もうとした。

・税関到着後に係員が男のバッグをスキャン。ドローンを発見し、取り上げられる。係員はニカラグアはドローン禁止のため税関でドローンを預かっておく旨男性に伝え、保管費用を記載したチケットを男性に渡す。ニカラグア出国の際に保管費用を払えばドローンを返す旨が伝えられる。

・出国の日、男は空港に向かい、入国時に取り上げられたドローンが保管されている部屋を探す。

・保管庫で男は他にも大量のドローンが”ドローン”というラベル付きで保管庫に保管されていることを目にし、多くの人がニカラグアにドローンを持ち込もうとしていることを知る。

・男は以前他の中米諸国でドローンを飛ばしたことがあったが特に問題はなかった。今回は事前に現地の規制のリサーチを行わなかったため、入国時に初めてニカラグアではドローンが禁止されているということを知った。実際にニカラグア政府はドローンを包括的に禁止している。航空当局の最高責任者から許可がある場合は別だが、これは映画会社が映画撮影を行う場合などの特別な事情に限るので一般人に対してまず許可は出ないだろうと語っている。

・男はドローン返却の手続きにはある程度の時間がかかることを予想して、数時間の余裕を持って空港へ到着。案の定保管庫では待たされることに。

・男の順番が回ってきたものの係員は英語が通じず、困ったことに。同じく持ち込み禁止物を取り上げられた別のコスタリカから来た人物に英語通訳してもらうが、係員は保管費用を支払っても男にドローンを返すことはできないと伝える。(ここが入国時の話と違うところ)

・それでは困ると男はなんとか通訳の男性を介してドローンを返却してもらうよう説得。これでいくばくかのやりとりが続くが、係員が今度はドローンの値段を聞いてくる。

・本当の価格をいうと、余計に多くの費用を請求されることを懸念した男。ここでRachel(おそらく彼の恋人)が40ドルと伝えたところ係員は21ドルの金額を要求。倉庫の保管費用と輸入税だと言う。入国時には誰も輸入税があるとは言っていなかったにも関わらずだ。

・支払いに際してクレジットは受け付けず現金のみ。このことから男はおそらくこのお金は誰かのポケットに入るのだろうと推測している。

・男は他の事例を調査した結果、他の国においても、ドローンの持ち込みのルールに加えこうした輸入税を課す国があることを知る。持ち込みには当局からの許可が必要であると言及している場合もあるが、それは税関職員がなんらかの税を支払うよう請求して来ないとは意味しないと男は語る。

・男はエクアドル人がニカラグアにドローンを持ち込んだ時には価格の95%の税を要求された話を紹介。また男の友人がメキシコにドローンを持って行った時には150ドルをドローンのために支払ったエピソードを紹介。

・男はドローンの持ち込みに際して支払う金額は国によって異なり、またたとえ持ち込みが可能な国であっても税関には気をつけろと警鐘を鳴らしている。

・特に中米諸国に行く時には、税関職員はやりたい放題、ポケットマネーを得るために何を要求してくるかわからないので注意するよう促している。

 

とにかく上記エピソードからニカラグアは国内へのドローン持ち込み禁止(=一般人の国内でのドローン飛行禁止)ということですね。

 

類似の事例は他にも

海外のドローンコミュニティサイトPhantom Pilotsのサイトを見ても、過去に同じようにニカラグアの税関でドローンを取り上げられたというエピソードが載っています。

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ニカラグアの税関でドローンを取り上げられた・・・どうやって取り戻せばいいのか誰か知ってるか?
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公式にニカラグアはドローン禁止だ。税関に保管する費用を払って、出国する際に取り戻せるだろう。

< 参考> Phantom Pilot
http://www.phantompilots.com/threads/my-drone-confiscated-at-nicaragua-customs-wtf.26569/

 

いかがでしたでしょうか。

いつもの海外ドローン規制シリーズとは異なり、今回は実際の経験談の紹介でした。

ニッチなエリアですが、同じようにニカラグアにドローンを持って行こうとする人、ニカラグアでドローンビジネスを考えている人の参考になればと思います。

いずれにしてもニカラグア国内へのドローン持ち込みは禁止なので、空港で無駄な費用を払うことのないよう気をつけましょう。

ドローンの海外持ち込みは簡単だ。難しいのは飛ばすことだ。

このサイト、ぼくが海外(タイ バンコク)に住んでいるということもあり、海外のドローン事情・ニュースを扱うことが多いのですが、訪れる読者の方も、海外へドローンを持っていくことに関心を持って訪問される方が多いです。

昨日も”グアム  ドローンを持っていく”

という直球ど真ん中キーワードで来た方がいらっしゃいました。

お気持ちは非常によくわかります。

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青い海とどこまでも続く白い砂浜。

南の島でドローンを飛ばしたらどんなに素敵なことだろう、と空想するのはドローンを持っている方であれば自然なことです。

 

グアムはぼく自身は行ったことがありませんが、仮に旅行や仕事で訪れることになった場合にドローンを持っていくことになったとしましょう。

このときぼくは直感的にグアムにドローンを持ち込むことは可能だと判断することができます。

なぜでしょうか?

今日はドローンを海外に持ち込むという点について、どうやって持ち込みが可能かどうかを確認するのかをご紹介したいと思います。

 

なぜ直感的に判断できるのか?

冒頭で書いたように、まずぼくがなぜグアムにドローンを持っていくことは可能だと直感的に判断できたのかを説明しましょう。

基本的には世界の国は2つに分けることができます。

 

ドローンを持ち込める国。ドローンを持ち込むことのできない国。

 

そして大半の国は前者、つまりドローンを持ち込める国に属します。

ではどういう国がドローンを持ち込めない国に該当するのか?


ここから先は有料記事としてnoteでノウハウを公開させていただいています。

有料とはいっても100円です。

続きをご覧になるには以下のnoteのリンクにアクセスをお願いします。(残りの文字数はおよそ3000字です。)

https://note.mu/dronebkk/n/ne0fc52f7a238

Screen Shot 2017-04-29 at 22.19.48.png

 

 

 

【海外ドローントラブル】タイ バンコク王宮周辺でドローンを飛ばしていた外国人グループが警察に拘束

ぼくは以前からこのブログで海外で観光客や外国人がドローンを飛ばしてトラブルに巻き込まれる事例を発信してきましたが、とうとう自分が暮らしているタイ バンコクでも同じような事件が起きてしまいました。

 

バンコクの街の中心部から少し離れたところにある王宮。

外国人も中に入って見学することができるため、バンコク観光の目玉といってもいいほど有名な場所であり毎日多くの人が訪れています。

 

王宮(Grand Palace)はここにあります⬇️

 

ですがこの王宮周辺エリアはドローン飛行禁止ゾーン No Drone Zoneに指定されています。

今回拘束された外国人達がこのことを知っていて敢えて飛ばしていたのか、全く知らなかったのかは定かではありません。

王宮と聞くと多くの人が想像できるように基本的には王室の居住地、公務が行われる場所だったり各種儀式が執り行われる場所なわけです。

かなり重要な施設ということがわかりますよね。バンコクにある王宮も周辺には多くの警備員が配置されています。

こういう場所はNo Drone Zoneに指定されていることが多いというのは以前この記事でも書いています。

<関連記事>
ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

ドローンを飛ばしていいかの判断には良心を使うべきという点はこちらに詳述しています。

<関連記事>
【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

 

そしてこちら🔽がタイのNo Drone Zoneの標識。

写真下にあるChanasongkram警察署というのが王宮のあるエリアを管轄している警察署です。

 

事件があったのが2017年3月4日(土)、ちょうど日本の天皇がタイを訪問する前日だったということもあってより強固な警備が敷かれていたのかもしれません。

いずれにせよバンコクにドローンを持って来ることを考えている人は絶対に気をつけなれければいけない点であることには変わりません。

 

※この事件に関してはこの記事を書いている現在はまだ英語メディアでのニュースにはなっていないようです。(タイ語の現地メディアでは報道されているかもしれませんが。)

更新がありましたらまたこちらでアップデートします。

【海外ドローン規制】イラン 首都テヘランドローン禁止へ セキュリティ上の懸念から

中東のドローン事情、ドローンニュースをお届けするのは今回が初めてです。

2017年2月20日付けのBBCの記事によると、イラン国軍は首都テヘラン上空でのドローン飛行を禁ずると発表。

UAVやドローンの飛行に必要な許可は2つの政府管轄省庁のうち少なくとも1つから得る必要があり、現在のところこの許可は関連する団体にのみ与えられており、個人には発行されません。

ドローンはテヘランにおいても近年急激に人気を博すようになる一方で、カメラ搭載のドローンはプライバシーを侵害していると地元の人々から不満のターゲットにもなっています。

今回の決定はここ数ヶ月の間に発生したドローン関連の事件によるもの。

2016年12月にはイランの最高指導者のオフィス付近(No Drone Zoneエリアとして指定)にドローンが入り込み、イラン国防軍に撃ち落とされるという事件が発生。

先月2017年1月にはテヘラン首都上空を飛行していた未確認ドローンを軍が発見。撃墜を試みるも失敗に終わるという事件が発生したばかりでした。

 

<Source>
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-39025933
http://timesofindia.indiatimes.com/world/middle-east/tehran-bans-drones-after-security-scares/articleshow/57253011.cms?from=mdr

【海外ドローン規制】アメリカドローンマップ

日本にはドローンを飛ばせる場所を確認できるSORAPASS(下記参照)というサービスがあるのと同様に、海外にも類似のサービスがあります。

<関連記事>
【海外ドローン規制番外編:日本】千葉県松戸市矢切は都心に残された最後のドローンの楽園!?

 

今日はドローン先進国であるアメリカの事例を紹介しましょう。

 

Know Before You Fly

http://knowbeforeyoufly.org/air-space-map/

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Know Before You FlyはUAV/ドローンの振興を目的として、2つのUAV関連組織AUVSIとAMAがFAA(米国連邦航空局)との協力のもと設立した機関。

Know Before You Flyのウェブサイトでは米国内のどのエリアでドローンが飛ばせるのかを地図上にマッピングする形式で提供しています。(上記写真がそのイメージ)

<参考>
Association for Unmanned Vehicle Systems International (AUVSI)
UAVとロボティクステクノロジーの発展を目的とした非営利組織でUAV業界では世界最大の規模を誇る組織。

The Academy of Model Aeronautics (AMA)
モデル航空機の熱狂的なファンを中心に構成されたモデル航空機の安全と普及を目的とする組織。

 

使い方はとても簡単。

地図表示されているので、検索窓に飛行予定場所の名称を入力。

例えばニューヨークと入力。

するとニューヨークにズームアップされ、飛行場所が様々な色でハイライトされて表示されます。

グーグルマップと同じ要領ですね。

 

地図上に表示される色はそれぞれ、

黄色: 空港周辺

斜線がかった黄色: ヘリポート周辺

赤: 一時的にドローン飛行規制が敷かれている。(自然災害発生中区域など)

といった具合です。

 

また、日本のSORAPASSと違うのがモバイル用アプリまで提供されているところ。(iOS/Android共に対応)

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SORAPASSも早くモバイル用アプリ出せばいいのにと思うんですけどね。

ドローンって外で飛ばすんですから、外出先で使えるというのは絶大なサービスの売りになるのです。

 

とにかくアメリカ在住の方もしくはアメリカでドローンを飛ばす予定の方にとっては非常に有用になること間違いなしのおすすめサイトです。

 

<Reference>
https://app.airmap.io/index.html

アメリカの国立公園でドローン飛ばす時にマストチェックのウェブサイトをご紹介

グランドキャニオン、ヨセミテ国立公園、イエローストーン国立公園。

広大な敷地を持つアメリカには世界中の人々を惹きつけてやまない美しい国立公園が数多く存在しています。

そんな国立公園の写真を見ていたり、旅行計画を立てる際にドローンを持って行って飛ばしてみたい!と考える人は少なくないでしょう。

でもちょっと待ってください。

アメリカ国内の国立公園はすでにドローン飛行禁止規制が敷かれているところが多いです。

事前に入念に調べていく分には問題ありませんが、知らなかったで現地で無用なトラブルに巻き込まれるのは避けたいもの。

今日はそんなアメリカの国立公園のドローン規制について調べるのに役に立つウェブサイトをご紹介します。

 

National Park Serviceのウェブサイトをチェック

こちらがそのウェブサイトです。

National Park Service
https://www.nps.gov/index.htm

Screen Shot 2017-02-12 at 17.03.53.png

 

National Park Service(ナショナルパークサービス)はDepartment of the Interiorというアメリカ国内の自然・文化遺産を管理している組織によって運営されています。

開園時間や訪れるべきベストシーズン、公園内でオススメのアクティビティ、国立公園周辺の道路の閉鎖状況などその公園に関連する一連の情報が管理されています。

そしてドローン飛行に規制が敷かれている場合も同ウェブサイト内で確認できるのです。

 

使い方は簡単。気になる公園を検索するだけ

例えばヨセミテ国立公園でのドローン飛行がOKかどうかを知りたいとします。ちなみにヨセミテ国立公園はドローン飛行禁止(下記関連記事参照)ですが、仮にそれを知らなかったとします。

<関連記事>
ドローン規制 ヨセミテ国立公園はドローン禁止

そんなときは検索窓に”Drone Yosemite”と打ち込んで検索してみましょう。

すぐに多くの記事がヒットします。

Screen Shot 2017-02-12 at 16.48.40.png

一番上の検索結果をクリックしてみると、ヨセミテ国立公園のドローン規制に関するページにジャンプします。

はっきりと”Prohibited(禁止)”と書かれていますね。

Screen Shot 2017-02-12 at 16.48.26.png

 

もちろん全ての国立公園に対してこうした情報が提供されているとは限りません。

しかしその場合も各公園のページには問い合わせ先が記載されていますので、事前に直接問い合わせて確認することが可能です。(ある程度の英語力が要求されるが、逆にこちらの方がタイムリーな情報を得られるので情報の鮮度は高い。)

Screen Shot 2017-02-12 at 16.59.06.png
各公園のページ最下部には問い合わせ先が記載されている。

 

いかがでしたでしょうか。

アメリカ国内のほとんどの国立公園内でドローン飛行が禁止されているのが現状です。

それでもドローンを飛ばすことを計画している方は海外で無用なトラブルに巻き込まれないためにも事前に当ウェブサイトを調べるなどして徹底的に準備することをお勧めします。

 

ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

近年ドローンが急速に市場に浸透したのに伴い、旅行者が旅行先の国でドローンを飛ばしたことでトラブルに巻き込まれる事件が増えています。

このブログでもことあるごとに紹介していますが、今後ますます旅行先にドローンを持って行こうと考える人は増えて行き、それにしたがってトラブルの数も増えていくことが予想されます。

 

[関連記事]

【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

【海外ドローン規制】カンボジア 首都プノンペン中心部にドローン禁止例

 

今回個人的に調べ物をしている中、海外のメディアにて”How to travel with a drone without causing an international incident(どうしたら国際的な事件を起こさずにドローンを持って旅をすることができるか)”という記事があったので抜粋して内容を共有したいと思います。

 

 

1.事前の下調べ

もっとも大事なのがドローンに関わる現地の法規制を調べることです。自動車の免許や走行ルールが各国で異なるのと同様に、ドローンにまつわる法律・規制も国によってまったく異なります。

インドのようにドローンの持ち込みに制限がある国や、そもそも一般人(現地人含め)のドローン使用が禁じられている国もあるのです。

そうした情報を調べずに飛ばそうとするのはかなりリスクの高い行為です。

海外渡航時にガイドブックを見たり、渡航先の安全情報を確認するのと同様、まずは現地の法規制を調べるところから始めるべきです。

このブログでも過去にいくつかの国を取り上げてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

[関連記事]

【海外ドローン規制】 太陽と芸術の国イタリア

※ただし記事は記事執筆時点の情報に基づいているため最新ではない可能性があります。必ずご自身で最新の状況を確認されることをお忘れなく!

 

2.現地人にコンタクトを取ろう

現地のことは現地の人に聞け、は旅の鉄則です。

ということで次におすすめな方法が、現地の人にコンタクトを取ることです。

Facebook, Twitter, Instagramなど、これだけSNSが発展している状況を上手く活用しない手はありません。

“ドローン(Drone)、ドローンパイロット(Drone pilot)”といった用語で検索すれば現地のドローン事情に詳しい人(ブロガーやドローンを仕事にしている人)に辿り着くことはそれほど難しくはありません。

そういう人々を見つけたら積極的にコンタクトを取り、現地のドローン事情を確認すればよいのです。

何が違法で何が違法ではないのか、ドローンの練習場や飛ばすのに適した場所を教えてくれるでしょう。

最善の情報源となるだけでなく、場合によっては一緒にドローンを飛ばしに行くパートナーになってくれる可能性もあるのです。

3. 一人では飛ばさないこと

もし可能であれば現地の言葉を話すことのできる現地の友人や知り合いを連れて行きましょう。

飛行場所に到着してドローンを飛ばす前に飛行OKかの確認が簡単にできるだけでなく、もし飛行中に現地の当局(警察など)や周辺施設のスタッフなどに質問をされた場合にも現地の言葉を話せる彼らが状況をきちんと説明してくれます。

これが一人だとなかなか難しいです。特に飛行中は操縦に専念しているため、操縦者が冷静に応対するのはその土地の言語のスキルと操縦技術の双方が要求されます。

これはぼくも実際に実践して身にしみてわかったことですが、現地の人がそばにいるいないではまわりの人の対応がまったく違います。

現地の人にはやさしく、外国人には概して冷たくなるのは万国共通の現象です。

4. 人の多いところや重要そうな施設付近は避けること

誰もいない断崖絶壁とかでドローンを飛ばすのであれば話は別ですが、周囲に何らかの建物がある場合は重要施設の付近を避けて飛ばすように心がけましょう。

とはいっても渡航先では土地勘がないのは当然ですから、何が重要施設かどうかの判断も難しいところ。

こういう時につかえるのが「良心」です。

感覚的な言葉ですが、要は常識的に考えて大丈夫そうかどうかを判断基準にすれば良いのです。

例をいくつかあげると、

軍事施設

->基本的に軍事情報というのは国家機密レベルなのでこれらの施設付近は避けるべきです。

大使館

->大使館の敷地内というのは別の国です。機密情報を扱っていることもあり周辺飛行は控えるべきでしょう。また上空を飛行した場合は、大使館が存在している国ではなく、大使館の国のドローン法規制が適用されることも考えられます。

王宮などその国の君主の公務・居住エリア

->ホワイトハウスや皇居の二の舞にならないようにしましょう。

発電所や変電所

->そもそも危ないですね。墜落した場合には場合によっては停電被害を起こすことも考えられます。

研究施設

->研究機関も研究内容が秘匿性の高い場合はドローンがスパイのように捉えられる可能性もなくはありません。

宗教施設

->これは本当に難しいです。実際に施設の担当の方に確認するのが一番でしょう。

事前に地図を見るなどして、周囲にどのような施設があるのかを確認することは必須です。

 

5.現地の当局の指示には素直に従うこと

以上の注意点に留意していても実際の飛行中に警察等の現地当局からドローンを降ろすように指示されることもあります。そういう時は議論しようとせず、敬意を持って接し黙って指示に従うようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

最低限押さえるべきポイントとして上の5つをご紹介しました。

実際にドローンでトラブルが発生してしまった場合、被害を受けるのはトラブルに巻き込まれた当事者だけではありません。そのトラブルが引き金となってその国の新たなドローン法規制が制定されてしまい、現地でドローンを使用する人やビジネスをしている人にも二次災害を引き起こすこともあるのです。

ドローンパイロットとしてはこうした点も認識していなければなりません。

 

<Source>
http://www.slate.com/articles/technology/future_tense/2015/02/phnom_penh_drone_ban_cambodia_cracks_down_after_journalist_films_queen_mother.html

【海外ドローン規制】カンボジア政府 世界遺産アンコールワットでのドローン飛行を禁止

昨日ツイートしたこの件、記事にしない訳にはいきません。

 

今まで数々の国や名所におけるドローンの規制を紹介してきましたが、いよいよここもかかという印象でした。

 

行ってみたい旅行先や世界遺産やを人に聞くと必ずと言っていいほど上位にあがるカンボジアの世界遺産アンコールワット。

カンボジア政府は2016年11月16日、世界遺産アンコールワット遺跡内でのドローン飛行を禁止する旨を発表しました。

政府によると禁止の理由は以下の3点。

1. 国内外の観光客の安全保護のため

2.遺跡の保護

3.遺跡周辺のセキュリティ維持

2つ目3つ目の理由は世界遺産ではよくある規制なのでもっともな理由です。

 

アンコール遺跡の管理組織である ApsaraAuthorityのコミュニケーション部門担当ディレクターのLong Kosal氏によると、ドローン 使用が必要な場合はApsara Authority からの許可 取得が必要となるということで、違反者は当局からの警告やドローンの没収の対象になります。

 

アンコールワットは1992年のユネスコ世界遺産登録以来、多くの観光客を魅了しカンボジアの観光収入の要となってきました。

カンボジア政府の発表によれば、今年2016年の最初の9ヶ月だけで156万人もの外国人がアンコールワットを訪れ、チケット収入だけで4,400万ドル(およそ44億円)にも上るとのことです。

これだけ多くの観光客が訪れる訳ですから、そのうちの何人かにドローンを持ち込む人がいても不思議ではありません。

墜落や衝突による遺跡や観光客への被害が発生する前にこうした規制を敷くというのは懸命な判断と言えるでしょう。
アンコールワット旅行にドローンを持ってこうと考えている人がいたら要注意です。

 

<Source>(英語)
http://www.indialivetoday.com/camera-toting-drones-banned-from-cambodias-angkor-complex/61225.html
http://www.khmertimeskh.com/news/32068/drones-banned-at-angkor-park/
http://www.dw.com/en/cambodia-revealing-clothes-to-be-banned/a-19387577

世界遺産でドローン撮影するのは高リスク! 海外のドローントラブル事例から学ぶ実被害

近い将来日本人もこういったトラブルに巻き込まれてしまうのでは?

それを防ぐために何かできることはないだろうかと自問自答しこの記事を書くことにしました。

 

最近このブログに”海外旅行 ドローン 持っていく”といったキーワードで訪問される方が急増しています。

中には世界遺産を検索ワードに含める方もいるのですが、こうした傾向をみていて危機感を持ったのも事実です。

というのも国籍問わず観光客が海外で(自国以外で)ドローントラブルに巻き込まれる事例というのが増えているからです。(場所は世界遺産に限りません。)

このブログでは海外のドローントラブルの情報が入り次第、記事にして詳細を共有するようにしていますが、そうした記事やニュースをみるにつけ、いつか日本人も海外でこうしたトラブルに巻き込まれるかもしれないという不安を持つようになったのです。

 

 

よって今回はぼくが今まで見聞きしたドローントラブルの中から抜粋して実際にどういったトラブルがあったのか、どういう被害(対象物、パイロットともに)が発生したのかをサマリーしたいと思います。

 

まずはこの事例。

インドの世界遺産カジュラーホー寺院を無許可でドローン撮影していたアメリカ人観光客が逮捕。

 

カジュラーホー寺院も写真でみると美しい寺院です。(下記写真はWikipediaより転載)

カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院

ニュース記事によると、このアメリカ人観光客、寺院の近くのホテル屋上からドローンを飛ばして撮影していたところを寺院の管理者に目撃され、すぐさま現地警察に通報。警察がホテルに押し掛け男性を逮捕。ドローンは取り上げられてしまいました。

アメリカ人男性いわく、「寺院周辺でドローンが禁止されているとは知らなかった」

これが最も怖いんですね。知らなかった。でも知らなかったで済まされないのは他の罪でも同じですね。だから現地の法規制はしつこいくらいまでに調べなければいけないんです。

またこの男性は警察の尋問に対して「近くにはドローン禁止の看板もなかった」とも答えているとのこと。

これも期待すべきことではありません。

ドローンは新しいテクノロジーです。

規制ですら最近になってようやく各国、各自治体が動き出している状態ですから、ドローン禁止の標識や看板が出ていることの方が圧倒的に少ないわけです。

 

この事例、逮捕ですからね。この男性しばらくはインドへの入国はできなくなったり、他国の入国も規制されるブラックリストに載る可能性もゼロではありません。

 

続いての事例はこちら。

これも非常に重いです。

何が重いって、その刑。罰金刑ですが課せられる可能性のある金額が恐ろしい。

 

舞台はイタリアローマにあるコロッセオ。

世界遺産ではありませんが、この文化遺産上空をドローンで撮影していたフランス人観光客が現地警察に逮捕されるという事件です。

恐ろしいのは逮捕だけではありません。現地の法令によると最大170,000米ドル(日本円にしておよそ1,700万円)の罰金が課せられる可能性があるのです。

この金額はあまりにも法外ではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、世界遺産を始めとする文化遺産をドローンで撮影することは、万が一ドローンにトラブルが発生して墜落した場合、遺跡に損傷を与える可能性があることを意味します。

過去何千年という歴史を生き抜いて今なおその貴重な姿をこの世界に残す文化遺産。

その価値は金額では計れないものがあります。

この事例では墜落等が発生したわけではないのですが、仮にコロッセオを傷つけてしまうような事態が発生した場合、その被害は金額だけでは計りきれないことでしょう。

 

イタリアは日本人にも大人気の観光地であることからも、本当に日本人観光客がこうしたトラブルを起こさないことを祈るばかりです。

 

そして次の事例がこちらです。

またもインド。

Ramanathaswamy寺院をドローン撮影していたロシア人観光客が現地警察に拘束されるという事件です。

インドは世界で最もドローン規制が厳しい国の一つ。

この事件も最初の事例と同様、こちらも無許可でドローン撮影していたらしいのですが、最終的には厳重注意とともに釈放されたとのことなので、恐らく処分保留になったのかもしれません。ですが場合によっては後に罰金やその他刑罰を課せられる可能性もなくはないでしょう。

 

 

ちなみに上記3つの事例とは関係ありませんが、誰もが知っていると言っても過言ではないペルーが誇る世界遺産マチュピチュもドローン飛行は禁止されています。

関連記事
ペルーが誇る世界遺産マチュピチュはドローン禁止 不要なトラブルに巻き込まれないためにも持ち込みはやめるのが無難です

 

 

ここまで過去に自分が見てきた海外のドローントラブルを紹介してきました。

 

世界遺産を一般の観光客がドローンで撮影することにぼくは絶対やめろとは言いません。

どうしても世界遺産をドローンで撮りたい!というのであれば現地の法規制を調べた上で自己責任で行動すればいいと思います。(この記事で紹介したようにマチュピチュなど禁じられているところは論外ですよ。)

ただし万が一問題が起こったときにどういう被害が発生し得るのかは、パイロットとして知っておくべきだと思いますので、その情報は提供しておきたいのです。

 

ということで結論。

  1. まずは現地の法規制を調べる。
  2. 実際に飛行場所である世界遺産でも入念にドローンを飛ばして良いか確認をする。
  3. それでも不明な点がある場合は飛行はやめる。

これが世界遺産、自分、そしてドローンを規制強化の動きから守るためにも最も懸命な判断だと思います。

【海外ドローントラブル】ロシア人観光客インドの寺でドローン撮影中に拘束される

またまた海外で観光客のドローントラブルが発生してしまいました。

 

(2016年10月18日付け記事より)
10月17日インドを旅行中のロシア人がRamanathaswamy寺をドローンで空撮していたところ現地警察に処罰させられるという事件が発生。

インドでは観光客含め一般市民によるドローン使用は(特別な許可がない限り)禁じられていますが、この観光客は他のトラブルにあった観光客同様無許可での飛行を行っていたとのこと。

 

<Ramanathaswamy寺の写真>
確かに変わった外観で魅力的なお寺ではありますね。空撮してみたいという気持ちは十分わかりますが。

 

この観光客男性、10月2日にインドの首都ニューデリーに到着して以来、国内の寺院や文化的景勝地を観光。

Ramanathaswamy寺をドローンで空撮しているところを現地警察が発見、この男性に職務質問。
(このように治安が安定していない地域というのはドローンを飛ばす行為そのものが職務質問対象になってしまうわけですね。隣国パキスタンとの国境問題もあり、下手な行動はスパイ扱いされます。)

 

男性は何の悪意も持たず寺をドローン撮影していたと主張し、ドローン機体と撮影した映像の変換を要求しましたが、警察は撮影映像の内容をチェックし映像を削除。

この男性はRamanathaswamy寺以外にもいろいろな場所で撮影していたようですが、警察はドローン返却前に関連するそれらの映像をすべて消去。ちなみに男性が所有していたPCもスキャンされすべてPC内の関連動画も削除されたというので相当厳しい尋問だったと予想されます。

最終的にドローンは男性に返却され男性は厳重注意とともに釈放されましたが、このドローン使用、以下の様々なインド刑法で処罰されたようです。

-公布規則違反
->特別許可を得ることなくドローンを飛行させたことによる処罰と思われます。

-機械装置の不注意使用
->ドローンを機械装置の一種として捉えられたのでしょう。

-市民の安全を脅かした

 

厳重注意とともに釈放されたということなので恐らく処分保留ということと推測しますが、場合によっては後に罰金やその他刑罰を課せられる可能性もなくはないでしょう。

 

インドはドローン規制に関しては世界で最も厳しい国の一つ。

当ブログでも類似のトラブルを紹介していますので興味のある方は以下の関連記事もご覧ください。

 

関連記事
海外旅行にドローンを持っていくときは要注意!
海外旅行にドローンを持っていくときは要注意!  (Part2 保険編)
【海外ドローン規制】インドでは一般人または旅行者のドローン使用は禁止されています

 

 

海外旅行にドローンを持っていく際はインドに限らずくれぐれも現地の法規制、ドローン事情を事前に調べることはお忘れなく。

 
<Source>

http://m.timesofindia.com/city/madurai/Russian-tourist-booked-for-filming-temple-using-drone/articleshow/54907661.cms

タイ チェンライの全編ドローンで撮影された写真集が発売!

10月7日タイで旅行関連本の出版を行っているKnowledge Media Groupがタイ チェンライのドローンによる空撮写真集を出版しました。

タイトルは”Chiang Rai from the air”.

 

 

chang rai drone photo book.jpg

 

タイの旅行本で全編ドローンによる写真によるものは初めてとのこと。

タイ語だけでなく英語、中国語の3カ国語で説明が記載されていることから出版社とチェンライ州の意気込みがビシビシと伝わってきます。

 

編集はチェンライ在住のトラベラーJaffee Yeeによるもので総ページ数は72ページ。ドローンを使用したセッションを設けたり、本のデザイン、編集など完成まで6ヶ月を要したとか。

「Chiang Rai from the airは我々にとってドローンを用いた最初の冒険」

とJaffee氏。

“from the air”シリーズとしてタイの他の地域や近隣国のドローン写真集を出版することも検討しているそうです。

 

そして次のターゲットは同じくタイの北の古都チェンマイ。

石灰岩の岩壁と熱帯のジャングルに包まれたビーチリゾートクラビやメコン川も候補地に名前を連ねているとか。

 

数あるビーチリゾートをはじめとして北方の山岳地帯、高原とタイは魅力的な景勝地で溢れている国。

そんな数々の名所がドローンの空撮写真で彩られるとは話を聞くだけでワクワクしてきます。

楽しみですね。

 

しかしながらドローンで写真を撮るのは多くのチャレンジも伴うようです。

 

近年のミャンマーのプロジェクトでは、ヤンゴンの仏教寺であるシュエダゴンパゴダの上空から写真を撮影している際、地元警察にドローンを取り上げられてしまったとか。

確かにミャンマーはタイと同じ敬虔な仏教国。

その象徴とも言えるシュエダゴンパゴダの上空をドローンがホバリングするのは、現地の人にとっては好ましくないことなのかもしれません。

幸い氏のチームが逮捕されるには至らなかったものの、没収されたドローンは今も地元警察の管理下にあるとか。そしてどうやらこのドローンが氏の元に帰ってくることはなさそうです。

 

 

実際シュエダゴンパゴダの管財人は2015年9月に敷地内でのドローン飛行を禁止。そしてミャンマー全国でもドローンの使用を禁ずる法案が準備中とのこと。
(注: ぼくの記憶が正しければミャンマーは許可なくドローンを飛ばすことはすでに禁止されていたかと思います。当時詳しく調べてわけではないので、追って詳細をこのブログの”海外ドローン規制“シリーズでレポートしたいと思います。)

海外ドローン規制“シリーズのサンプルはこちらの記事を参照ください。
【海外ドローン規制】 太陽と芸術の国イタリア

 

シュエダゴンパゴダの公式見解によると現在の対応はドローンの没収だけですが、ミャンマーの法律code 188によるとドローンのオーナーは禁固1ヶ月もしくは罰金に処せられる可能性もあるとのこと。

 

Jaffee氏はドローンが没収された日(2016年9月6日)にその出来事をFacebookに投稿。(下がその投稿です。)

 

氏のドローンはシュエダゴンパゴダで今までに没収された8個のドローンのうちの一つ。

いずれもミャンマーのドローン規制を知らなかった旅行者からのものだそうです。

 

シュエダゴンパゴダはぼくも訪れたことがありますが、ヤンゴンの街中にあるヤンゴン、ミャンマーのシンボルとも言えるお寺。

仏塔を始めとして建物は一面金箔で覆われ夜には文字通り燦然と輝きます。

上空からの眺めもさぞ美しいことでしょう。

しかしルールはルール。

観光客として異国でドローンを飛ばす際には現地の法令を遵守する必要があります。

 

 

Chiang Rai from the airはタイの空港の書店で499THBで販売されているということですが、恐らく大きな書店であれば空港以外でも取り扱っていると思いますので、さっそく近くの書店に足を運んで購入したいと思います。

 

またアップデートがあればこのブログで紹介します。

 

<source>
http://www.ttrweekly.com/site/2016/10/chiang-rai-from-the-air/

海外旅行にドローンを持っていくときの必須アイテム!! ドローン英会話帳を公開! [空港編]

お待たせしました!

海外旅行にドローン持っていくときは気をつけて。

第3弾の今回はドローンを海外に持っていくときに必要となる英会話表現についてシェアしたいと思います。

このブログもおかげさまで開設から日々アクセスが増え続けていまして、特に海外とドローンに関わる記事の人気が出ています。

そんなみなさんの期待に応えるためにも海外にドローンを持っていくときに必須となるであろう英語表現を紹介します。

ぼくはタイの首都バンコクに住んでいます。仕事のほとんどは英語で行いますし、ドローンをタイから持ち出すときは当然英語でのやりとりをしています。

今回ご紹介する英語表現はどれも実際に使っているものばかりなのできっと皆さんのお役に立てると自負しています。

事前にこれらを習得できればベストですがそうでない場合や英語が苦手なんだというかたはこれを印刷して持っていくことをおすすめします。

一口に英語といってもネイティブであるアメリカ人が話す英語、英語に似た言語を多く持つヨーロッパの人が話す英語、アジア人が話す英語等たくさんの種類があります。

実際に海外で英語を使うとなると言い回の違いや発音等の問題から通じないこともあるかもしれませんが、仮に通じなかったとしてもジェスチャーだったり、自分が言いたい必要な文を指差すことでコミュニケーションがとれたりするものです。今回ご紹介する表現も現場でいざというときの指差し会話帳としてもご活用いただければと思います。

それでは早速まずは空港でのチェックインから見てみましょう!

空港チェックイン

ドローンを預け荷物にできるかどうかを確認する

I have a drone in my luggage. Is it ok to check in?

Is it ok to 動詞- は自分がしたいことが可能かどうか許可を尋ねる時に使えます。したいことを動詞のところに入れれば色々な表現に応用することができるので非常に便利な表現です。

 Is it ok to 動詞のところを Can I + 動詞 を使ってCan I Check-in my drone?と言い換えることもできます。(ちなみにcheck-inは動詞としても用いられます。)

ぼくは大切なものは肌身離さず持っていたいタイプなのでいつもドローンは機内持ち込みにするのでドローン自体を預け荷物にしたことはありません。ですが、もし荷物が多いし場所を取るから預け荷物にしたい場合はこのように聞いてみましょう。
Noと言われることはないと思いますが。

ドローンを機内に持ち込めるかを確認する

I have a drone in my luggage. Is it ok to bring it into the aircraft?

または

Is it ok to carry it on? でも大丈夫です。

ここもIs it ok + 動詞を使って表現してしまいましょう。動詞Bringは、ある場所のものを持って移動するというニュアンスがあるのでbring it intoで何かをどこかへ持ち込むという意味になります。

Carry it onも何かを持ち込むという同義語です。

ちなみに機内持ち込み荷物は英語でcarry-on baggageと言います。

もし空港のチェックインカウンターであなたのドローンバッグを指して

Do you have check-in baggages? (預け荷物はございますか?)

と聞かれたら、

No, this is carry-on.

と言うだけで大丈夫です。その荷物は機内持ち込みだと確実にわかってもらえます。

ドローン用バッテリーを機内に持ち込めるかどうかを確認する

さて荷物の預けに関する一通りのやりとりの最後にはバッテリーを持ち込めるかどうかを確認する状況が訪れると思います。

この状況でも機内に持ち込めるかどうかを確認したいわけですから、どういう表現をすればよいかおわかりいただけると思います。そうです。Is it OK + 動詞が使えるのです。

便利な表現ですよね。

I have lithium batteries (for drones). Is it ok to carry it on (the aircraft)?

今まで散々ドローンに関するやりとりをしているので、敢えて”ドローン用”のバッテリーと断る必要は必ずしもありませんが、必要に応じて For dronesと補ってあげれば間違いなく伝わります。

バッテリーは英語でbatteries. ドローンによく使われているリチウムバッテリーはlithium batteriesです。

ちなみにバッテリーの機内持ち込みならびに預け荷物の規則は航空会社によって異なりますので空港に行く出発日前までに聞いておくのがベストです。当日にNoと言われたら置いていくしかありませんからね。。

セキュリティチェック

さて、チェックインカウンターでのやり取りを無事に済ませたみなさん。

続いての関門はセキュリティチェックです。

正直自分の経験上、チェックインカウンターではドローンの扱いで質問されたことや困った目にあったことは一度もありません。むしろこのセキュリティチェック時の方が色々と質問されたり困った場面に遭遇する可能性は高いと言えます。

機内にドローンを持ち込む際はここが第1の関門と言えるでしょう。

早速よく受ける質問からご紹介していきましょう!

ドローンが入ったバッグを開けるよう求められる

セキュリティチェックのレーンでみなさんは自分のドローンが入ったかばんをX線検査にかける必要があります。ベルトコンベアーに荷物をのせるアレですね。

さて、みなさんのドローンが検査官の前を通り過ぎたその直後、ピーという音(音がしないこともありますが)とともに係員がみなさんの元にやってきてこういうかもしれません。

Is this yours(your baggage)? この荷物はあなたのですか?

ここはYesの一択ですね。軍人並みにYes, Sir!!と元気に返事をしても良いでしょう(冗談ですw)

Could(Can) you open it?  (開けて中を見せていただけますか?)

ついに来ました!

この質問です。

これが過去最も私が空港で質問された質問です。

X線検査機の中を通り抜ける4本足の不気味な姿をした物体。

ドローンが一般社会に浸透しつつあるとはいえ、未だに多くの空港検査官はドローンの実物を見るのは初めてという方も多いと思います。

そんな検査官の皆様に敬意を表しつつ、Yesと答えましょう。軍人並みにYes, Sir!!と元気に返事をしても良いでしょう(冗談ですw)

やっと英語の解説ですが、

Could you + 動詞 で、〜〜をしていただけますか?という相手に何かを依頼するときの丁寧な表現です。

同じ目的で Can you + 動詞も使われますが、こちらは上記に比べてもう少しカジュアルな表現(〜〜できますか?できる?の意味)になります。

この例の場合は、動詞がOpen(開ける)なので開けていただけますか?と聞かれていることになります。

何もやましいことをしていない皆さんは堂々とYesと答え、自慢のドローンをご披露してあげましょう。

あなたのドローンが何であるかを尋ねられる

そもそもドローンというものの存在を知らない検査官や初めて見る検査官は、あなたのドローンをみるやいなや、こう尋ねてくるかもしれません。

 

What is this?

 

This is a pen.

と中学1年生の教科書のように答えてしまいたくなるほど簡単な質問ですが、普通にこう聞いてきます。

もちろんこれはペンではないので、

It’s a drone. For my hobby. (ドローンです。趣味なんです。)

と答えれば大丈夫です。

ドローンを持っていく理由を聞かれる

 

さて、中学1年生英語教科書の質問の後はこう聞かれることでしょう。

What is your purpose to bring this one? (何のためにこれを持っていくのですか?)

Why do you bring(or have) this? (なぜこれを持っているのですか?)

いずれもなぜこんなものを(笑)を持って旅行にいくのかを訪ねている質問です。

回答としては正直に、

For hobby. 

It’s just for fun.

と答えればよいです。いずれも趣味目的ということを表す表現です。

もう少し具体的に答えるならば、

To record my vacation.  (旅の記録用です)

と言うこともできます。

またはさらに具体例を挙げて、

I am going to take videos with this for my friend living there. (現地に住んでいる友達にビデオを撮ってあげるんだ。)

という回答でも良いでしょう。

take videosでビデオを撮るという意味になります。

yes/noではなくなぜと聞かれているので、細かく回答しようと思えばいくらでも細かく答えられる質問なので、シンプルに上記のように答えれば大丈夫です。

また仕事で持っていく場合は、

What is your purpose to bring this one? (何のためにこれを持っていくのですか?)

と聞かれた後に

For business.

と返せば大丈夫です。

さらに付け足して

I am a video photographer and I am going to take aerial footage for my client. (私はビデオフォトグラファー/(または写真家)です。現地にいるクライアントのために空撮を行います。)

Aerial videoまたはAerial footageで空撮という意味になります。

Photographerのところは別の職業に置き換えてよいですし、省略しても構いません。要はみなさんがドローンを何のために持っていくのかを説明できればよいのですから。

いかがでしたでしょうか。

ドローン英会話と題して初回の今回は空港での表現をご紹介しました。

意外と簡単な表現しか使われないんだなと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際日常で使われる表現というのはそんなに難しいものはありません。中学校で習うような表現が自分のモノとして使えるようになれば(口から発せられるようになるということ)、大体のシチュエーションでのコミュニケーションはできてしまいます。

ドローン英会話に関するフィードバックはどんどん反映してこのドローン英会話帳を世の中に広めていきたいと思っていますので英語面での不明な点やこういったときはどうするのといった質問、こういう表現も追加してほしいというリクエストがあればまったく遠慮することなくブログの問い合わせフォームやツイッターからメッセージをください!

それでは皆さんのドローンライフがより良いものになることを願って。

南国タイの首都バンコクから

海外旅行にドローンを持っていくときは要注意! (Part2 保険編)

Phantom4の登場以来、ドローン人口の裾野が広がりつつあることを日々感じている最近。

ユーザ数が増えるに従い、海外旅行にドローンを持っていきたいと考える方も多くなって来ています。(実際このブログにアクセスする人の多くは海外のドローン、海外旅行へのドローン持ち運びに関する記事を訪問されています。)

ということで、海外旅行にドローンを持っていくときは要注意! <Part2>と題しまして、今回は海外旅行にドローンを持っていく際の保険を取り扱いたいと思います。

 

海外は保険適用対象外

いきなり出端をくじくような見出しですが、日本のドローン保険は海外は適用対象ではありません。

この点が海外旅行にドローンを持っていく際に気を付けないといけない点の一つです。

日本の場合、DJIで購入したドローンのようにデフォルトで保険が付いているドローン製品や、ドローン保険単体の保険商品が提供されていますが、それらの保険は海外での使用に伴う損害は保証対象外です。

これはぼく自身が実際日本でドローン保険を提供している数社に問い合わせた結果です(2016年3月時点)。(以下Twitterでもつぶやいた通り。)

もし現在居住されている国でドローン保険に入られている方は保証内容詳細を確認してみてください。
日本国内で発生した損害のみ保証対象と記載してあるか、そもそも国内/国外といった区別すら記載していない(そもそも海外へ持っていくというケースを想定していない/できていないと思われる。)というケースがほぼすべてです。

もしかしたら今みなさんがこれを読んでいるリアルタイムの情報で適用範囲が海外まで広がっていることも100%なくはないかもしれませんが、その可能性は非常に、非常に低いと考えられます。

 

なぜか?

 

その理由として最も大きな要因として考えられるのは各国ごとのドローン規制の違いが挙げられます。

海外のドローン法規制情報はこのブログでも数多く紹介しているように、国によって本当に様々です。

例を挙げると、インドのように持ち込みそのものに関税がかけられる国もあれば、そもそも一般人によるドローンの使用が禁止されている国もあります。実際に観光客がドローンを飛ばしていて逮捕されるという事件はまったく珍しものではありません。(以下の参考記事/Twitterも合わせてご確認いただければと思います。)

参考記事

ローマの歴史的建造物コロッセオでドローン空撮をしていたフランス人観光客逮捕。罰金はなんと1700万円!?

 

このような事情なので、そもそも海外での使用に伴う損害をカバーする保険を提供することそのものが、保険会社にとっては大きなリスクですし、各国ごとに大きく異なる法規制に対応可能な一般的な保険商品を開発することがそもそも大変困難なことだと思われます。

 

それでも海外旅行にドローンを持っていきたい人は?

 

以上から日本国内で購入したドローン保険は海外旅行にはまず使えないということがわかっていただけると思いますが、それでも海外にドローンを持っていってみたい!という方はどうすればよいのでしょうか。

考えられる選択肢としては以下が挙げられます。

  • 無保険で臨む
  • 一般の保険会社に連絡して特別にドローン保険商品をカスタマイズしてもらう
  • 現地の保険会社が適用するドローン保険に加入する

 

まず一つ目の無保険ですが、当然こちらは何らかの事件事故が発生した場合は自己責任での負担となりますのでそれなりのリスクがあると言えます。国によっては保険に加入していることがドローン飛行の前提条件になっている国もありますので、事前に当該国の法規制についてよく確認する必要があります。

2つ目の特別にドローン保険をカスタマイズするという案ですが、実際自分で経験したことがないので本当にできるかどうかは不明です。あくまでアイデアベースです。

自分が長く付き合っている保険会社やVIP会員等のステータス会員になっている場合はこうしたサービスが受けられる可能性もあります。ただし一般的に特定顧客だけにカスタマイズされた商品というのはコストが高くつくというのは皆さんもイメージを持たれている通り事実ですので、この点はデメリットになると言えるでしょう。

最後の現地のドローン保険に加入するという選択肢ですが、旅行者向けに短期の保険商品を提供しているという事例をぼくは聞いたことがありません。

現地のドローン保険は原則その国に居住している人を対象とした商品であることがほとんどなので、短期滞在社が加入するにはコストが高くつくことが考えられます。とはいえ、どうしても保険が必要という場合はこの方法が最も確実で安心でしょう。

旅行の計画と合わせて旅行代理店に問い合わせるか、現地に到着してから現地の旅行代理店/保険会社に赴くというのが良いと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

保険という観点から見てみるとなかなかハードルが高いと感じるかもしれません。ですが、車の運転でさえ、海外で運転する際には国際免許を別途取得する必要があるのです。ましてや近年急速に発展した消費者向けドローンであればそういった仕組みがまだ整っていないのは今の時点では仕方がないことかもしれません。

もしかしたら近いうちに海外もカバーできるドローン保険の商品が開発されるかもしれませんね。

 

 

今回は海外にドローンを持っていくときの一つの注意点として保険を取り上げてみました。

Part3は英会話編を予定しています。

ドローンを海外に持っていくときには避けて通れない、税関やセキュリティチェック時、実際に現地で飛ばす際に必要となる英語での定型コミュニケーション、フレーズ集を共有する予定です。

読んでみて、理解して、イメージして、実際に印刷して海外に持っていけるようなものができないかを日々考えています。

 

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