【ドローンと空の安全】タイ ドンムアン空港近くでドローン空撮したと思われる写真がSNSに投稿される

 

ぼくが知る限りタイで起こった最初のドローンと空港関連の事件です。

 

タイバンコクの玄関口の一つ、ドンムアン国際空港付近の上空からドローンで空撮をしたと思われる写真がFacebookに投稿されており、物議を醸しています。

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実際に投稿された写真。出典: Thaivisa.com

 

投稿したのはタイ人男性。

空港を運営するタイ空港公社AOTは警察と協力の上、撮影したと思われる男性の特定し、撮影にドローンが使われたのかを明らかにするとコメントしています。

タイのドローン法律では、空港から9km以内は飛行禁止エリアであり、今回の事件は1年間の禁固刑並びに40000THBの罰金(およそ12万円)の対象となります。

 

<Source>
https://www.thaivisa.com/forum/topic/992059-drone-at-don-muang-airport-thai-man-faces-jail/

 

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【海外ドローン規制】海外ドローン規制の調べ方を伝授します!

 

世界各国のドローン規制を紹介する当ブログの連載企画【海外ドローン規制】シリーズ。

おかげさまで日本のみならず世界の各地からアクセスをいただく人気連載シリーズとなっております。

コンシューマー向けドローンの裾野が広がるにつれ、ドローンを海外に持っていきたいというユーザが増えてきたことの証と言えるでしょう。

特にタイのドローン規制を紹介した下記の記事は、これを元にタイのドローン空撮の相談を受けることの多い人気記事となっています。

<関連記事>
【海外ドローン規制】タイでドローンを飛ばしたいと思っている方へ

 

今回、著者がこれまで各国のドローン規制を独自に調査・発信してきたノウハウを元に、海外ドローン規制の調べ方を新しくサービスとして提供させていただくことと致しました。

Screen Shot 2017-08-13 at 16.59.43

https://www.timeticket.jp/items/34982

 

詳細は上記タイムチケットのページに譲りますが、簡単にサービス内容を紹介させていただくと、

-(WHAT?)海外にドローンを持っていくにあたりどのようなポイントを確認しなければいけないかを整理
-(HOW?)上記確認ポイントを元にどのように確認すべきかをご連絡
-上記に基づき相談者さまと一緒に調査を実施(Skypeを想定)

という内容となっております。

もしみなさんが、

-海外にドローンを持って行こうと考えているけれど、規制をどうやって調べたら良いかわからない。
-情報が英語で提供されているためわかりにくい。誰かに噛み砕いて説明してほしい。

というような点でお困りでしたら、きっと満足のいくサポートが提供できると自負しています。

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また、同じサービスをオンラインスキルマーケットcoconalaでも提供しています。

coconalaのアカウントを持っている方は下記のリンクよりお申し込みください。

coconala.jpg

 

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タイ警察ドローン操縦者に対して規制エリアを守るようリマインド

タイ警察が国内のドローン操縦者に対して規制エリアを守るように呼びかけを行っています。

タイにおけるドローン飛行は航空法セクション24配下において、交通省大臣によって許可を与えられており、違反者には法的措置が課されます。

<関連記事>
【海外ドローン規制】タイのドローン法規制(詳細編) 非公式日本語訳PDF付き

 

最近もタイ バンコクの玄関口の一つドンムアン空港近辺の様子をドローンで空撮したと思われる写真がタイ人男性によりFacebookにアップされ、物議を醸しています。

警察も未だ身元を特定できていないようです。

こちらが実際に投稿された写真です。

Screen Shot 2017-08-14 at 14.16.48.png
出典:https://www.thaivisa.com

 

今回のタイ警察からの呼びかけはこうした事態を重く受け止めた当局が、対策強化のために行ったものと考えられます。

最近は街中にNo Drone Zoneの看板も増えてきました。

<関連記事>
No Drone Zoneサインに見るタイでのドローン飛行規制強化の動き

 

規制エリアを守るのはパイロット側の責務ですが、どこがどのレベルの規制エリアなのかを明確にし、それを全員が共有できるように仕組み化するのは行政側の責務。

規制エリアって一体どこなの?という疑問に対して、タイ後のみならず英語でも(タイは観光立国であり、滞在・訪問外国人が多い)情報周知徹底されていることが必須です。

このあたり、タイはまだまだ改善の余地があると言わざるを得ません。(事実規制エリアは英語での情報が公開されていない状態です。)

 

<Source>
http://news.thaivisa.com/article/7834/police-chief-calls-on-drone-operators-to-mind-restricted-areas

No Drone Zoneサインに見るタイでのドローン飛行規制強化の動き

タイに住んでいるドローンユーザであれば全員知っておくべきですね。

 

タイバンコクを拠点に活動するジャーナリストRichard Barrow氏の上記ツイートにある通り、現在タイのあちらこちらでNo Drone Zoneであることを示す看板が設置され始めているようです。

ぼく自身はまだタイ国内でこの看板を目にしたことはありませんが、バンコク首都圏をはじめ、特に観光地ではこうした看板・サインは今後増えてくることでしょう。

看板設置には当然のことながら費用が発生するので、そうした費用を負担してまでも看板設置が増えてきているということは、それだけタイ国内でもドローンの違法飛行や騒音問題、プライバシーの侵害といったトラブル・苦情が増えてきていると考えられます。

そろそろCAAT(タイの民間航空当局)でもドローン関連のトラブルを調査・収集する組織が立ち上がる頃かもしれません。(もしかするとすでにあり)

いずれにせよ、タイの空港においてはドローンと航空機のニアミス、ドローンの目撃事件は決して発生して欲しくないものです。

 

<関連記事>
飛ばしちゃダメ! 世界各国ドローンの標識大集合!

ドローンで米トランプ大統領を護衛!?

これはひょっとしたら新しいドローンの活用方法になるかもしれません。

アメリカ合衆国大統領の警備を行う機関であるアメリカ合衆国シークレットサービス(The US Secret Service )は、ドローンを使ってトランプ大統領の警備を行う計画を明らかにしました。

対象となるのは、大統領が夏休み(本人によるとワーキング・バケーション)で17日間訪れる予定のニュージャージー州にある自身のゴルフクラブ。

Screen Shot 2017-08-12 at 16.49.45.png
出典http://www.trumpnationalbedminster.com/

 

アメリカ合衆国国土安全保障省(Department of Homeland Security:DHS)は、今回の大統領のゴルフクラブ訪問時に、360度偵察可能な赤外線カメラを搭載したドローンをテストする予定であると発表しています。

ドローンは大統領がラウンドを回っている間、上空300フィートから400フィート(約90メートルから120メートル)の位置から不規則に広がるゴルフコースを監視。

さて、通常一般消費者向けドローンの飛行時間は平均して20分前後ですが、どうやって長時間に渡るゴルフプレーの監視を行うのでしょうか?

実はDHSが今回テスト予定のドローンはマイクロフィラメントケーブルを使ってドローンと電源供給元を接続。

つまり電源と紐が繋がった状態で空中を飛行することにより長時間に渡る飛行を可能にしているのです。

このようなイメージですね。

Screen Shot 2017-08-12 at 16.08.29.png

さらに通常マイクロフィラメントケーブルは電源のみならず通信も行うことができるため、ドローンにより撮影された映像はケーブル経由で遠隔にいる監視員に伝達することも可能なのです。

 

シークレットサービスは今回のドローンによる監視実験のためのドローンのスペックや採用されたテクノロジーを一切公開していません。

しかしながら、一説によるとマサチューセッツ州に本拠地を置くCyPhy Works Inc,の技術が使われているのではという見方も存在しています。

CyPhy Works Incは昨年2016年のボストンマラソンにおいて、ドローンによる監視システムを現地警察へ提供。

マラソンのスタートライン付近上空からケーブルで繋がれたドローンが周囲の様子を監視して不審者等の潜在リスクを発見するために活用されました。

ドローンはその場でホバリングをさせる一方、カメラは自由に操ることができるため、こうした人の多く集まるイベントにおける空飛ぶ監視カメラとしての活用は非常に有用です。

シークレットサービスは、こうしたドローンの監視カメラとしての有用性を認めつつも、現在監視範囲に限界があることや騒音問題に対して問題提起をしています。

この辺りは今後の改善ポイントになることでしょう。

 

<Source>
https://amp.theguardian.com/us-news/2017/aug/03/secret-service-will-deploy-drones-to-watch-trump-during-golfing-vacation
https://www.dhs.gov/publication/dhsussspia-020-united-states-secret-service-counter-surveillance-division-unmanned

海外と日本を繋ぐドローンサービスを開発したい

 

ということで、この記事を見て、「あっ面白いかも!」、「私も何かできるかも」という方はTwitterお問い合わせフォームでメッセージください。

 

世界と日本のドローン架け橋となるべく、

yoroshiku.jpg

 

 

Where is CAAT office located? | タイ民間航空当局CAATのオフィスはどこにあるの?

 

As you might be aware, all people who would like to fly drones in Thailand, regardless of Thai local citizen, expats or tourists, have to register their drones to CAAT(Civil Aviation Authority of Thailand) otherwise you will violate Thailand Drone Laws as it requires RPA(Remotely Piloted Aircraft) pilots to do so if the aircrafts have camera.

<Reference>
THAILAND DRONE LAWS

So the question is, where can I register my drones?

 

CAAT Office

According to CAAT website, drones can be registered at CAAT office. 3rd floor is for drone registration(licence).

I attach their office address with google map.

 

Address:
107 ถนน กำแพงเพชร 6 Khwaeng Talat Bang Khen, Khet Lak Si, Krung Thep Maha Nakhon 10210, Thailand

Contact:
https://www.caat.or.th/en/contact-us

Application form

Application form for drone registration can be downloaded from below link.

However, additional document such as passport and work permit might be required at the registration. I am not sure what the document requirements are as I have not registered my drones by myself. (I asked an agent to register my drones. )

Please check by yourself what document is required before getting there. Contact information is mentioned above.

https://www.caat.or.th/wp-content/uploads/2017/07/UAV-Registration-Application-Form.pdf

 

How to get there?

Although Thailand has relatively advanced railway system in South East Asia, there is no way to get to CAAT office by train.

2 ways getting there.

 

1.Local Bus

Take the BTS Sukhumvit line to Mochit station and get the local buses. There is a lot of local buses such as No510 and 555 going near CAAT office.

However, if you are not used to getting local bus in Thailand, you might be confused where to get off and how to get off. Especially, if it is the first time for you to get there, you do not know whether you are getting near the office or not.  I would recommend getting there by 2nd option which is below.

 

2.Uber

Uber is probably the best way to go anywhere unfamiliar to you as GPS navigates drivers where to go with clear fares to be informed before you get in cars.

As I checked, the fare will be around  200THB to 300THB from the center of Bangkok.

Screen Shot 2017-08-06 at 19.26.36

 

How long does it take to get drones registered?

Well, this is the hardest question to answer as I have never tried registering drones by myself, however, I would expect taking around 3 months to complete registration process.

You need to submit application form(and probably other document) to CAAT and CAAT will proceed to submit the relevant document to at least 3 ministry. They will also check your background like you are not on any criminal records or you have never been denied to enter Thailand. Once the processes prove that you are clean, then drone licence will be issued.

I have registered 2 drones(Both DJI drones), using an agent and it took 6 months for the first drone and 3 and a half months for the 2nd.

 

I am currently on my way to try drone registration by myself. Once everything gets clear, I will let you know on this blog.

 

生きたドローンの登場。昆虫をサイボーグドローンに。

シンガポールの南洋理工大学がちょっと変わったアプローチでドローン研究に取り組んでいます。

ドローンの課題にあげられるポイントとして、そのサイズや飛行時間(バッテリー駆動時間)がありますが、今回紹介する研究の成果によってはこうした問題が解決されるかもしれません。

昆虫をドローンに

その研究内容とは昆虫をドローンにしてしまおうというもの。

どういう仕組みかというと、昆虫の筋肉を刺激可能なように体に電極を取り付け、電極操作版から微量な電流を流すことで昆虫の筋肉を刺激し、思いのままに昆虫を操って飛行させます。

昆虫をサイボーグ化し、ドローンに仕立て上げるということですね。

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電極を取り付けられた昆虫
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筋肉を刺激することで昆虫の動きをコントロールする様子

飛ばすときにはこのように昆虫を手にもって、後方から息を吹きかけます。

それが刺激となって昆虫が羽を動き始めたら手を離します。

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昆虫は研究室内を飛び回り、その飛行ルートを電極によって右方向に曲げられます。

と少し右に曲がりすぎたのか、壁に衝突してしまいました。

なお、実際に衝突したのは壁ではなく飛行実験スペースを区切る紙だとのことです。そして紙と実際の研究室の壁との間には空気層があることで、昆虫が衝突してもダメージを受けないように配慮しています。

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昆虫が飛行スペースを区切る紙にぶつかった瞬間の様子

動画の中では何度か飛行するシーンが登場するものの、なかなか昆虫の飛行をコントロールするのは難しそうです。

残るは倫理的問題

この研究室では昆虫を操ってドローンにすることで、災害現場など人が入り込むことのできないスペースでの救助活動などに役立てる目的で研究を進めています。

昆虫の体に感熱センサーを取り付けて飛行させることで、人や動物が閉じ込められて動けなくなっている場所を検知するといった活用方法が期待できます。

昆虫を電極を使って操るには、昆虫の体に電流を流すケーブルを通す必要があり、加えて電流を流して筋肉を刺激する必要があります。

しかしながら、昆虫の自由を奪って人間のコントロール配下に置くというこの行為は、倫理的な問題も孕んでおり、今後はこうしたロボット研究の分野においても技術的問題だけではなく、倫理的問題をどう解消するかもひとつの壁になっていくと考えられます。

それでは最後に動画をどうぞ。(音声・字幕:英語)

【海外ドローン規制:タイ】ライセンスと許可(パミッション)は違うのです

今回はタイのドローン規制にまつわるぼく個人が体験したエピソードを紹介しましょう。

ある日家のそばのスクンビット通り(バンコクのメイン通り)を歩いていたところ、歩道からDJI Mavicを飛ばそうとしている外国人グループを見かけました。

Mavicの電源はすでに入っており、今まさに飛び立とうという状態でした。すぐ近くにはBTS(バンコク都心部を走る高架鉄道)が通っています。

すかさず声をかけました。

ぼく: このエリアはドローン飛行禁止エリアですよ。許可(Permission)は持っていますか?

男: ライセンス(Licence)を持ってるよ。

ぼく: 都心部での飛行許可(Permission)ですか?

男: ライセンス(Licence)を持っていれば大丈夫だよ。

(この会話分の括弧内の英単語は実際の会話において、ぼくと男が使用した単語をそのまま記載しています。)

男はそういってMavicを離陸させました。

男の言うライセンス(Licence)が都心部での飛行許可なのかどうか不明でしたが、ぼくはこの後、この男たちをその場に残して立ち去りました。

幸い、その直後に大雨が降り始めた(なんという偶然!)ので、おそらく男はドローン飛行を中止せざるを得なかったことでしょう。

おさらい

さて、このエピソードいったい何が問題だったのでしょうか?

少しおさらいをしてみましょう。

まずタイではドローン飛行を行うにあたりライセンスの取得が必須です。

このライセンスというのはタイ王国民間航空当局であるCAAT(Civil Aviation Authorization of Thailand)により発行・付与されます。

このライセンス、ドローン飛行をするための”最低条件”となる”免許”です。これをもっている人は一定の飛行スキルと知識を有しているとみなされるわけです。

では、このライセンスを持っていればどこでもドローンを飛ばせるのか?

答えはNo(ノー)です。

少し考えてみましょう。

一定の飛行スキルと知識を兼ね備えた人であれば空港の近くでドローンを飛ばしていいのでしょうか?

違いますよね?

というようにライセンスを持っていたとしても飛行できる場所とできない場所は明確に区別されており、もし飛行できない場所での飛行を希望する場合は、別途管轄組織などから”許可”を取得する必要があるのです。これが許可(パミッション)と呼ばれるものです。

自動車を例に取ってみるとわかりやすいでしょう。

まず日本国内で自動車を運転するには運転免許の取得が必要です。これは自動車を運転するための最低条件となる免許です。

ではこの運転免許を持っていればどこでも自動車を運転してよいのでしょうか?

たとえば自動車運転免許を持っていればどこかの大邸宅の敷地内(私有地)を走ってよいのでしょうか。空港のゲートを潜り抜けて滑走路を走ることはできるのでしょうか?

違いますよね。

さて、冒頭のエピソードに戻りましょう。

ぼく: 都心部での飛行許可(Permission)ですか?

男: ライセンス(Licence)を持っていれば大丈夫だよ。

ぼくの問いかけに対して、男はライセンスを持っていれば大丈夫だよ。と回答しましたが、これは実は大いなる間違い・勘違いなのです。

タイのドローン法規制によると、たとえライセンスを持っていたとしても、都市部上空での飛行は禁じられているのです。

以下引用すると、

(b) must not fly into restricted area, limited area and dangerous area
announced in Aeronautical Information Publication – Thailand or AIP-Thailand and also at government buildings and hospitals unless permission is given.;

( i) must not fly over cities, villages, communities or areas where people are
gathered;

というように都市部上空での飛行を禁じる旨が明確に記載されています。

これらの詳細については以下の関連記事を参照してください。

<関連記事>
【海外ドローン規制】タイ王国ドローン法規制全文英語版がついにリリース!!
【海外ドローン規制】タイのドローン法規制(詳細編) 非公式日本語訳PDF付き

もちろん、上記エピソードで男がライセンス(Licence)という言葉を許可(Permission)の意味で使用していたという可能性もなくはありませんが、”ライセンス”と”(飛行)許可”は今回紹介したタイのエピソードのように異なる意味を持つことがあるので、注意が必要です。

これはドローン飛行にあたりライセンスの取得が必要な他国でも当てはまります。

タイでドローンを飛行する際はくれぐれもこのライセンスと許可という言葉を混同しないように注意してください。

【海外ドローン事情】シンガポール ドローン検知レーダーを導入

Todayonlineにシンガポールがドローン探知レーダーを導入したとのニュースが出ていました。

これによると、ドローンを探知するシステムはレーダー技術企業Aveillant社製のもので、半径5km以内のドローンは小型のコンシューマ向けの機体も含めて検知と追跡が可能。

アジア最大の観覧車であるSingapore Flyerの近くに設置されました。

<Aveillant社ウェブサイト>
http://www.aveillant.com/

singapore flyer.jpg
Singapore Flyerの夜景

Gamekeeperと名づけられたこのレーダー。

従来の一般的なレーダーと異なり、フラッドライト(野球場などにある投光照明)のように空間を持続的に探知し、物体の位置情報と動きを3次元で捕捉可能。接続されたコンピューターにより検知された物体がドローンなどのUAVか鳥などのほかの物体かの識別まで行うことができます。

同ドローン探知レーダーが設置されたのはモナコ公国に続いて第二か国目。今後はフランスパリのシャルルドゴール空港にも導入が予定されています。

世界中で頻発するドローンと航空機関連のトラブル。

個人的にはこうしたドローン探知レーダーが続々と空港に導入され、空の安全が確保されることを切に願っています。

<Source>
http://www.todayonline.com/singapore/spore-acquires-radar-system-able-spot-small-drones-5km-away

ドローンはスーパーカーよりも速い!? Inspire2とAudi R8が対決

現在市場に出回っている消費者向けドローンも、機種によってはスポーツモードという機能が備わっていたりして結構なスピードが出るものです。

例えばDJIのドローンの上位機種であるInspire2は停止状態から80km/hまでの加速時間はわずか5秒、最大速度は94km/hにも達します。

時速80Km/hってだいたい高速道路を走る車の速度に等しいので、この数字だけを見ても相当に速いということがわかります。

じゃあ一体どれくらい速いのか?ということでドローンとスーパーカーを対決させて見ようという企画が今回する動画です。

 

さて、その対決の相手に選ばれたスーパーカーがこちら。

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Audi R8 V10 coupe。

見た目からしてかなり速そうですが、実力的にもV10エンジンを積んだモンスターマシン、最高馬力は540PSにも昇ります。

これに対抗するのは冒頭紹介したDJI Inspire2。

DJIのドローンモデルの中でもプロフェッショナルユーズに用いられる上位機種です。

Screen Shot 2017-07-28 at 8.34.00.png

ただし今回のInspire2、ただのInspireではありません。

なんと出力を上げるためのターボが搭載されています。

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ターボを取り付けたInspire2

 

この2つのマシンが100メートルの距離を走り(飛び)、どちらが速いかを競います。

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スタートラインに並ぶAudiとInspire2。

独特の光景です。

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そしてついにスタート!!

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果たして勝つのはどっちか!?

 

 

Amazonのデリバリードローン、配達先の個人情報収集も

良いアイデア。というよりサービス提供側としてはこういうのやりたいと思うのは決して不思議ではありません。

ドローンによるデリバリー(配達)を計画、テスト中の米Amazon.comは、配達先の物件や敷地情報をスキャンして収集する計画を明らかにしました。

今週7月25日火曜日に受理された特許の申請書にはAmazonが配達先のデータがどのようにシステムに収集され、それらのデータを分析することで配達先物件の属性情報をどのように識別するかが記載されています。

Amazonは収集したデータを元に関連商品のレコメンデーションに活用する意図があると言及しています。

一言で言えば、配達先であるあなたの家の外観や間取り庭の情報をAmazonの配達ドローンがスキャンしてシステムに保存・分析。例えば庭の木が茶色の葉をつけ枯れているように見えれば肥料をレコメンドするといった具合です。

こうしたレコメンド情報はemailやテキスト、Amazonのサイト上のノーティフィケーション(お知らせ)として発信されることが考えられています。

ここまで読んで気になるのがそう、プライバシーの問題。

家の情報をドローンにスキャンされるなんて御免だというユーザー(顧客)もいることでしょう。

しかしながらAmazonの発表によれば、ユーザ(顧客)の同意なしにはこうしたデータ収集は行わない方針である旨を公表しています。

きっとAmazonのデリバリードローンサービスが実用化するときにはユーザがサイト上で注文するときに、Amazonドローンがお客様のデータを収集分析してお客様サービス向上に役立てることに合意しますか?なんていうステートメントが表示されるのでしょう。

Amazonのドローンデリバリーは実現に向け未だ長い道のりの途中ですが、こうしたデータ収集でよりパーソナライズされたサービスが実現されるのであれば消費者としては喜ばしい、と個人的には非常に前向きに捉えています。

 

<Source>
http://www.businessinsider.com/amazon-patents-drones-scan-customers-homes-target-adverts-2017-7?IR=T

【ドローンと空の安全】エディンバラ空港でドローンと航空機ニアミス。距離わずか4.5メートル。

カナダのドローン規制強化、イギリスや中国のドローン登録制度導入と規制強化の動きがますます高まっている世界のドローン業界。

そんな状況下でまた規制強化の流れを加速させると思われる報告が公開されました。

イギリスの航空安全の評価を行う団体であるUK Airprox Boardは、2017年5月19日にスコットランドエディンバラ空港にて発生したドローンと旅客機のニアミスに関する報告書をリリース。

旅客機(Saab340型)とドローンはわずか15フィート(約4.5メートル)の距離でニアミスをしたと結論づけています。

saab340.jpg
ニアミスを起こしたものと同じSaab340型

報告書の中でUK Airprox Boardは

“ニアミスで済んだのはたまたま運が良かっただけに過ぎない。空中衝突のリスクは確かに存在した。”

と報告し、さらに

“あまりに至近距離でまた一瞬で起きたために回避行動を取ることは不可能だった。”

と言及しています。

事件はエディンバラ空港からおよそ12マイル離れた場所で発生。

またスコットランドでは過去9ヶ月の間に航空機がドローンとニアミスを起こした事件は最低でも4件に上るとしています。

隣国イギリスでは昨今頻発するドローンと航空機のニアミスや空港周辺でのドローン目撃を受け、ドローン登録を義務化する規制を発表。

今回の報告書によりスコットランドにおいても類似の規制強化が進む可能性があります。

<関連記事>
【海外ドローン事情】イギリスでもドローン登録義務化へ
【海外ドローン規制】中国のドローン新規制 ドローン登録義務化へ
【海外ドローン規制】 DJIが失望したカナダの新ドローン規制とは
ドローンの登録制度のメリットについて語ろう

<Source>
https://stv.tv/news/east-central/1394197-plane-avoided-drone-crash-by-15ft-near-edinburgh-airport/
http://www.bbc.com/news/uk-scotland-edinburgh-east-fife-40019778

【海外ドローン規制】 DJIが失望したカナダの新ドローン規制とは

カナダ政府が新しいドローン規制の導入を発表しました。

業界トップシェアを誇るドローンメーカーであるDJIが「失望した」とコメントを発表するほどの厳しい規制の内容とはどんなものなのか?

今回はその規制の内容をご紹介しましょう。

 

背景

新しい規制の説明に入る前にカナダがなぜこうした新しい規制に踏み切ったのかの背景を説明したいと思います。

カナダは2017年3月、各国で増加しつつある航空機とドローンのニアミス事件を懸念して、ホビー用途ドローンの規制を強化する施策を発表したのです。

それまでの飛行高度上限120メートルを90メートルに引き下げたり、自分とドローンの距離は常に500メートル以内で飛行しなければならないなど、ドローンファンのみならず多方面から厳しすぎるという批判を浴びた施策だったのです。

詳細は下記の記事をご覧ください。

<関連記事>
【海外ドローン事情】カナダ ホビー目的ドローン飛行の規制を強化!!

 

それが今回さらに厳しくなったということは一体どのような変更が加えられたのでしょうか?

 

新規制の概要

新しく発表された新規制によると、機体重量が250グラム以上のドローンを全てのパイロットは10万カナダドル(およそ840万円)が保証されるドローン保険への加入が義務付けられます。

これに加え、機体重量が250グラムから1Kgまでの極小ドローンカテゴリに属するドローン(DJI SparkやMavicが該当)はドローンの飛行に関する筆記試験が必須で課せられると共に、人から最低30.5メートル離れて飛行しなければならないことが追加されています。

さらに機体重量が25Kgまでの小ドローンカテゴリに属するドローン(Phantom4やInspireなどほとんどのドローンが含まれる)にはより厳しい制限が課せられます。

飛行する地域が都市部か地方かに応じて、人から最低76.2メートル離れて飛行しなければならないのです。

特筆すべき点はこれらの新規制は商業飛行とホビー用途飛行の区別なく定められているということ。

つまりちょっとした趣味の空撮撮影から本格的な映画撮影までドローンを使用するときは上記定められた距離を保ちながら飛行する必要があるのです。

前述のようにほとんどのドローンが属する小ドローンカテゴリでは76.2メートル以上人から離れて飛ばさなければなりませんから、狙った通りの撮影を行うのはかなり厳しくなったと言えるでしょう。

 

DJIの反応

この規制の発表を受けてコメントを発表したのがドローン業界の巨人DJI。

「今回の”過度に制限された”規制はドローン愛好家やドローンを学ぶ学生たちが空撮や新しいテクノロジーを体験する機会を剥奪する失望すべきものである」

とのコメントを発表。

今回のカナダの新しいドローン規制に対するコメントやフィードバックを投稿するようユーザに呼びかけています。(こちらのリンク。投稿は2017年10月13日まで受付中です。)

 

ドローン先進国として知られるカナダがこうした規制を発表したことを受けて、他の国でもドローン規制を強化する動きが出ることが予想されます。

中国でも最近ドローンを所有者の実名とともに登録を義務付けることが決定されています。

<関連記事>
【海外ドローン規制】中国のドローン新規制 ドローン登録義務化へ

一方のDJIも安全を損ねる飛行を予防するための対策を製品に組み込むことによって、安全対策を強化しつつあります。

しばらくの間ドローンメーカーと各国政府の規制との間の戦いが続くことが予想されます。

 

<Source>
https://www.cinema5d.com/canada-drafts-stricter-drone-regulations-dji-disappointed/
http://www.gazette.gc.ca/rp-pr/p1/2017/2017-07-15/html/reg2-eng.php#contact
http://www.dji.com/newsroom/news/dji-disappointed-by-draft-canadian-drone-regulations
http://www.dji.com/newsroom/news/dji-welcomes-updated-canadian-drone-rules

【ドローンと空の安全】ドローンと航空機空中衝突か!?

オーストラリアでまたドローンと航空機の事故が発生しました。

2017年7月11日(火)オーストラリアパラフィールド空港上空で小型航空機(TB10トバゴ)を操縦していたパイロットが、飛行中にドローンと思われる物体が機体の右翼に衝突したと報告しました。

航空機は無事に空港に着陸し、怪我人等はありませんでした。着陸後、現地警察に連携するとともにAustralian Transport Safety Bureau(オーストラリア交通安全当局)による調査委員会が発足。現在も継続調査をしています。

Screen Shot 2017-07-20 at 20.08.02.png
出典:http://www.adelaidenow.com.au/

 

当日機体を操縦していたのはパラフィールド空港に拠点を置くアデレード航空学校のインストラクター。

事故の状況をこう振り返ります。

“何かが右翼に衝突したのは間違いない。だがそれが鳥なのか、ドローンなのかはわからない”

着陸後に彼が右翼を確認したところ、血のようなものは見つかりませんでした。通常はそれが鳥が衝突したかどうかを確かめる手がかりとなるのですが、今回はそれが認められなかったため、彼はドローンが衝突したのではないかと推測しています。

 

オーストラリアではオーストラリア民間航空安全当局CASAによって空港から5.5Km以内のドローン飛行は禁止されています。

仮に今回の事故がドローンと航空機の衝突であることが認められれば、不幸にも史上初のドローンと航空機の空中衝突事故となります。

 

<関連記事>
懸念が現実のものに。歴史上初めてのドローンと飛行中旅客機の衝突事故発生か?

 

<Source>
http://www.adelaidenow.com.au/news/south-australia/light-plane-and-drone-collide-near-parafield-airport-in-adelaides-north/news-story/efd0a4a189273bdecd3d1f94eff01323