ドローンを持って安全に世界を旅するための5つの心得

近年ドローンが急速に市場に浸透したのに伴い、旅行者が旅行先の国でドローンを飛ばしたことでトラブルに巻き込まれる事件が増えています。

このブログでもことあるごとに紹介していますが、今後ますます旅行先にドローンを持って行こうと考える人は増えて行き、それにしたがってトラブルの数も増えていくことが予想されます。

 

[関連記事]

【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

【海外ドローン規制】カンボジア 首都プノンペン中心部にドローン禁止例

 

今回個人的に調べ物をしている中、海外のメディアにて”How to travel with a drone without causing an international incident(どうしたら国際的な事件を起こさずにドローンを持って旅をすることができるか)”という記事があったので抜粋して内容を共有したいと思います。

 

 

1.事前の下調べ

もっとも大事なのがドローンに関わる現地の法規制を調べることです。自動車の免許や走行ルールが各国で異なるのと同様に、ドローンにまつわる法律・規制も国によってまったく異なります。

インドのようにドローンの持ち込みに制限がある国や、そもそも一般人(現地人含め)のドローン使用が禁じられている国もあるのです。

そうした情報を調べずに飛ばそうとするのはかなりリスクの高い行為です。

海外渡航時にガイドブックを見たり、渡航先の安全情報を確認するのと同様、まずは現地の法規制を調べるところから始めるべきです。

このブログでも過去にいくつかの国を取り上げてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

[関連記事]

【海外ドローン規制】 太陽と芸術の国イタリア

※ただし記事は記事執筆時点の情報に基づいているため最新ではない可能性があります。必ずご自身で最新の状況を確認されることをお忘れなく!

 

2.現地人にコンタクトを取ろう

現地のことは現地の人に聞け、は旅の鉄則です。

ということで次におすすめな方法が、現地の人にコンタクトを取ることです。

Facebook, Twitter, Instagramなど、これだけSNSが発展している状況を上手く活用しない手はありません。

“ドローン(Drone)、ドローンパイロット(Drone pilot)”といった用語で検索すれば現地のドローン事情に詳しい人(ブロガーやドローンを仕事にしている人)に辿り着くことはそれほど難しくはありません。

そういう人々を見つけたら積極的にコンタクトを取り、現地のドローン事情を確認すればよいのです。

何が違法で何が違法ではないのか、ドローンの練習場や飛ばすのに適した場所を教えてくれるでしょう。

最善の情報源となるだけでなく、場合によっては一緒にドローンを飛ばしに行くパートナーになってくれる可能性もあるのです。

3. 一人では飛ばさないこと

もし可能であれば現地の言葉を話すことのできる現地の友人や知り合いを連れて行きましょう。

飛行場所に到着してドローンを飛ばす前に飛行OKかの確認が簡単にできるだけでなく、もし飛行中に現地の当局(警察など)や周辺施設のスタッフなどに質問をされた場合にも現地の言葉を話せる彼らが状況をきちんと説明してくれます。

これが一人だとなかなか難しいです。特に飛行中は操縦に専念しているため、操縦者が冷静に応対するのはその土地の言語のスキルと操縦技術の双方が要求されます。

これはぼくも実際に実践して身にしみてわかったことですが、現地の人がそばにいるいないではまわりの人の対応がまったく違います。

現地の人にはやさしく、外国人には概して冷たくなるのは万国共通の現象です。

4. 人の多いところや重要そうな施設付近は避けること

誰もいない断崖絶壁とかでドローンを飛ばすのであれば話は別ですが、周囲に何らかの建物がある場合は重要施設の付近を避けて飛ばすように心がけましょう。

とはいっても渡航先では土地勘がないのは当然ですから、何が重要施設かどうかの判断も難しいところ。

こういう時につかえるのが「良心」です。

感覚的な言葉ですが、要は常識的に考えて大丈夫そうかどうかを判断基準にすれば良いのです。

例をいくつかあげると、

軍事施設

->基本的に軍事情報というのは国家機密レベルなのでこれらの施設付近は避けるべきです。

大使館

->大使館の敷地内というのは別の国です。機密情報を扱っていることもあり周辺飛行は控えるべきでしょう。また上空を飛行した場合は、大使館が存在している国ではなく、大使館の国のドローン法規制が適用されることも考えられます。

王宮などその国の君主の公務・居住エリア

->ホワイトハウスや皇居の二の舞にならないようにしましょう。

発電所や変電所

->そもそも危ないですね。墜落した場合には場合によっては停電被害を起こすことも考えられます。

研究施設

->研究機関も研究内容が秘匿性の高い場合はドローンがスパイのように捉えられる可能性もなくはありません。

宗教施設

->これは本当に難しいです。実際に施設の担当の方に確認するのが一番でしょう。

事前に地図を見るなどして、周囲にどのような施設があるのかを確認することは必須です。

 

5.現地の当局の指示には素直に従うこと

以上の注意点に留意していても実際の飛行中に警察等の現地当局からドローンを降ろすように指示されることもあります。そういう時は議論しようとせず、敬意を持って接し黙って指示に従うようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

最低限押さえるべきポイントとして上の5つをご紹介しました。

実際にドローンでトラブルが発生してしまった場合、被害を受けるのはトラブルに巻き込まれた当事者だけではありません。そのトラブルが引き金となってその国の新たなドローン法規制が制定されてしまい、現地でドローンを使用する人やビジネスをしている人にも二次災害を引き起こすこともあるのです。

ドローンパイロットとしてはこうした点も認識していなければなりません。

 

<Source>
http://www.slate.com/articles/technology/future_tense/2015/02/phnom_penh_drone_ban_cambodia_cracks_down_after_journalist_films_queen_mother.html

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【海外ドローントラブル】 インドの世界遺産タージマハルでドローン空撮をしていたアメリカ人観光客警察に逮捕される

またまた観光客によるドローンのトラブルが発生してしまいました。

今回の事件の舞台となったのは世界的に有名なインドの世界遺産タージマハル。

この写真は見たことがない人はほとんどいないと言っていいほど有名ではないでしょうか。

タージマハル.jpeg

事件の概要

事件は2016年11月11日(金)午後2時頃に発生。

タージマハル周辺を白い機体のドローンが2回に渡って目撃されたことから現地警察と中央産業保安部隊(CISF:Central Industrial Security Force)による合同調査がスタート。

数時間後に近くのホテルにてドローンを飛ばす準備をしていたアメリカ人観光客を発見。

この男性観光客は警察に身柄を勾留され近くの警察署に連行されることとなりました。

事件の発表によるとタージマハルは高セキュリティ区域であり、敷地内部はもとより周辺でのドローンをはじめとするいかなる飛行物体の飛行は禁じられているとしています。

ちなみにタージマハルの近くだけでなくインド全域がドローン禁止です。念のため。

関連記事
【海外ドローン規制】インドでは一般人または旅行者のドローン使用は禁止されています

 

現地警察の発表によるとこの事件は首都デリーに位置する在インドアメリカ大使館にも報告されたとのことです。

 

ドローンは規制だけではない。その場の背景に即した良心的行動も必要。

行ったことのある方はご存知かもしれませんが、タージマハルはムガール帝国時代の皇帝が亡くなった妃のために建てた霊廟です。(お墓ですね。)

と聞けば大抵の人が、あっ神聖な場所、特別な場所なんだと理解されるのではないでしょうか。

そしてこうした特別な場所というのは通常”制限”が加えられていることが一般的です。

皆さんも日本や海外の観光地や施設を訪問した際に写真撮影禁止だったり、サンダル短パンでの訪問が禁じられていたりするのを体験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こうした”特別な場所”では場の雰囲気を保つためだったり、対象物を保護するためだったり、それこそ宗教上の理由から特定の行動が制限されていたりと、それなりに訪問者側に敬意を払うことが求められます。

 

加えて今回の事件の舞台となったのは、死者を祀るための霊廟です。

感覚的な表現になってしまいますが、こうした場所で空を飛ぶ物体を操り(しかもそれなりに騒音も発する)自由に撮影するというのは良心的にもあまり好ましくありません。

自分のご先祖様のお墓の上をぶんぶんとドローンが飛び回って、かつカシャカシャとカメラ撮影している様子を想像してみてください。

(もちろん人にも程度にもよりますが、)良心が咎めるというか、そんな気持ちになりませんか?

 

何を言いたいのかというと、ドローンを飛ばす時ってその場所の法律や規制だけではなく、その場所の背景だったり事情に即した良心の判断もとても重要だと思うんです。

法規制の知識と良心を使い分けることができれば、こうしたドローンのトラブルも未然に防ぐことができるのではとこうしたニュースを見聞きするたびに感じています。

今回の事件の観光客がタージマハルを霊廟と知っていたのかは定かではありません。

ですが仮に知らなかった場合、もし事前に調べるなどして場所の文脈を把握していれば、飛行を踏みとどまった可能性もゼロではありません。

 

以前以下の関連記事も書いているので読者の方は御馴染みかもしれませんが世界遺産を始め著名な遺跡や文化遺跡、自然遺産は環境保護の観点からドローン飛行が禁止されているところが多いです。

ですが、ドローンパイロットとしては仮に規制がなかった場合でもその場の背景や事情を鑑みて飛行の判断ができるようになるべきですし、そういうパイロットが増えることを願ってやみません。

 

関連記事
世界遺産でドローン撮影するのは高リスク! 海外のドローントラブル事例から学ぶ実被害

 

<Source>
http://www.hindustantimes.com/india-news/us-man-detained-for-flying-drone-near-taj-mahal/story-LeUij1Zi0eT7gKvgskeKCN.html

DJI Mavic出荷遅延 タイ バンコクでの入荷予定は11月半ばになる見込み

世界中で騒がれているDJI Mavicの出荷遅延。

あまりの人気ぶりに製造が追いついておらず、当初予定していた10月15日の出荷予定日に出荷されたのは本当にわずかな数だけだったようです。

それだけ反響が大きく、予約受付時もDJIが予想していた量をはるかに上回っていたのでしょう。

 

いずれにせよ、タイ バンコクへの到着も遅れることが予想される中、タイでの入荷への影響をバンコクのPhantom Thailandに問い合わせをしてみました。

 

「DJI Mavicの製品出荷が遅れてるって聞いたけど、何かDJIから連絡ありましたか?」

 

「実際遅れています。今のところ、入荷予定は11月半ばの予定です。」

 

こちらがそのメール。

mail dji.jpg

 

やはり世界中で入荷が遅れている状況なのですね。これは仕方ありません。それだけのオーダーが集まっている人気ドローンということで楽しみに待つしかありません。

それにしても予約しておいて良かったです。

タイの話ではないですが、今からの予約だと入荷は6-7週間後という連絡を受けた人もいるようなので、買おうと思っている人は予約をオススメします。店頭にたくさんの在庫が並んでいる状況がもしかしたらしばらく来ないかもしれませんので。

 

タイ バンコクで発生したドローンアクシデントの事例

今日はぼくが知人のタイ人から聞いたバンコクでのドローン事故について。

バンコク市内で行われたとある音楽ライブ。

熱狂する会場内の様子を撮影するためにイベント主催者が選んだのがドローン。

ライブ開始してしばらくは問題なく撮影が進んでいたそうなのですが、事件はライブ中に行われた演出時に起こります。

音楽ライブでよく紙吹雪を勢い良く降らせるシーンがあるじゃないですか?

あの紙吹雪がドローンに接触し、まさに観客がいるところに落下したというのです!

 

下にたまたま居合わせた観客の一人は鼻の頭を切り病院へ。

後に警察も出動し、パイロットは被害者から訴えられたとのこと。

さらに悪いことに、このパイロット保険に加入していなかったというのです。

 

保険に加入していれば被害者の方の治療費含め、保険から支払われたであろう金額はすべてパイロットの自己負担。裁判の費用は保険でカバーされるのかわかりませんが、とにかく総額の自己負担額が減ることには変わりません。

 

後日知り合いのタイ人が聞いたところによるとこのパイロットは怖くて二度とドローンは飛ばせないとこぼしていたとのこと。
保険というのはつくづく加入しておくべきということを再確認させられた出来事でした。

世界遺産でドローン撮影するのは高リスク! 海外のドローントラブル事例から学ぶ実被害

近い将来日本人もこういったトラブルに巻き込まれてしまうのでは?

それを防ぐために何かできることはないだろうかと自問自答しこの記事を書くことにしました。

 

最近このブログに”海外旅行 ドローン 持っていく”といったキーワードで訪問される方が急増しています。

中には世界遺産を検索ワードに含める方もいるのですが、こうした傾向をみていて危機感を持ったのも事実です。

というのも国籍問わず観光客が海外で(自国以外で)ドローントラブルに巻き込まれる事例というのが増えているからです。(場所は世界遺産に限りません。)

このブログでは海外のドローントラブルの情報が入り次第、記事にして詳細を共有するようにしていますが、そうした記事やニュースをみるにつけ、いつか日本人も海外でこうしたトラブルに巻き込まれるかもしれないという不安を持つようになったのです。

 

 

よって今回はぼくが今まで見聞きしたドローントラブルの中から抜粋して実際にどういったトラブルがあったのか、どういう被害(対象物、パイロットともに)が発生したのかをサマリーしたいと思います。

 

まずはこの事例。

インドの世界遺産カジュラーホー寺院を無許可でドローン撮影していたアメリカ人観光客が逮捕。

 

カジュラーホー寺院も写真でみると美しい寺院です。(下記写真はWikipediaより転載)

カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院

ニュース記事によると、このアメリカ人観光客、寺院の近くのホテル屋上からドローンを飛ばして撮影していたところを寺院の管理者に目撃され、すぐさま現地警察に通報。警察がホテルに押し掛け男性を逮捕。ドローンは取り上げられてしまいました。

アメリカ人男性いわく、「寺院周辺でドローンが禁止されているとは知らなかった」

これが最も怖いんですね。知らなかった。でも知らなかったで済まされないのは他の罪でも同じですね。だから現地の法規制はしつこいくらいまでに調べなければいけないんです。

またこの男性は警察の尋問に対して「近くにはドローン禁止の看板もなかった」とも答えているとのこと。

これも期待すべきことではありません。

ドローンは新しいテクノロジーです。

規制ですら最近になってようやく各国、各自治体が動き出している状態ですから、ドローン禁止の標識や看板が出ていることの方が圧倒的に少ないわけです。

 

この事例、逮捕ですからね。この男性しばらくはインドへの入国はできなくなったり、他国の入国も規制されるブラックリストに載る可能性もゼロではありません。

 

続いての事例はこちら。

これも非常に重いです。

何が重いって、その刑。罰金刑ですが課せられる可能性のある金額が恐ろしい。

 

舞台はイタリアローマにあるコロッセオ。

世界遺産ではありませんが、この文化遺産上空をドローンで撮影していたフランス人観光客が現地警察に逮捕されるという事件です。

恐ろしいのは逮捕だけではありません。現地の法令によると最大170,000米ドル(日本円にしておよそ1,700万円)の罰金が課せられる可能性があるのです。

この金額はあまりにも法外ではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、世界遺産を始めとする文化遺産をドローンで撮影することは、万が一ドローンにトラブルが発生して墜落した場合、遺跡に損傷を与える可能性があることを意味します。

過去何千年という歴史を生き抜いて今なおその貴重な姿をこの世界に残す文化遺産。

その価値は金額では計れないものがあります。

この事例では墜落等が発生したわけではないのですが、仮にコロッセオを傷つけてしまうような事態が発生した場合、その被害は金額だけでは計りきれないことでしょう。

 

イタリアは日本人にも大人気の観光地であることからも、本当に日本人観光客がこうしたトラブルを起こさないことを祈るばかりです。

 

そして次の事例がこちらです。

またもインド。

Ramanathaswamy寺院をドローン撮影していたロシア人観光客が現地警察に拘束されるという事件です。

インドは世界で最もドローン規制が厳しい国の一つ。

この事件も最初の事例と同様、こちらも無許可でドローン撮影していたらしいのですが、最終的には厳重注意とともに釈放されたとのことなので、恐らく処分保留になったのかもしれません。ですが場合によっては後に罰金やその他刑罰を課せられる可能性もなくはないでしょう。

 

 

ちなみに上記3つの事例とは関係ありませんが、誰もが知っていると言っても過言ではないペルーが誇る世界遺産マチュピチュもドローン飛行は禁止されています。

関連記事
ペルーが誇る世界遺産マチュピチュはドローン禁止 不要なトラブルに巻き込まれないためにも持ち込みはやめるのが無難です

 

 

ここまで過去に自分が見てきた海外のドローントラブルを紹介してきました。

 

世界遺産を一般の観光客がドローンで撮影することにぼくは絶対やめろとは言いません。

どうしても世界遺産をドローンで撮りたい!というのであれば現地の法規制を調べた上で自己責任で行動すればいいと思います。(この記事で紹介したようにマチュピチュなど禁じられているところは論外ですよ。)

ただし万が一問題が起こったときにどういう被害が発生し得るのかは、パイロットとして知っておくべきだと思いますので、その情報は提供しておきたいのです。

 

ということで結論。

  1. まずは現地の法規制を調べる。
  2. 実際に飛行場所である世界遺産でも入念にドローンを飛ばして良いか確認をする。
  3. それでも不明な点がある場合は飛行はやめる。

これが世界遺産、自分、そしてドローンを規制強化の動きから守るためにも最も懸命な判断だと思います。

カナダバンクーバー ドローンでハゲタカの巣を撮影していた男に罰金230ドル

今回も海外のドローン関連事件を紹介します。

舞台はカナダのバンクーバー。

 

2016年10月22日、現地の自然保護団体であるConservation Officer Serviceはハゲタカの巣の近くでドローンを飛ばしたとしてバンクーバー島の男を有罪判決として罰金230ドルを課すと発表。

記事によると事件は2015年5月Maffeo Sutton Park にて、写真家がハゲタカの巣の至近を飛行しているドローンを目撃し、団体に報告したことから発覚。

鷹は非常に動揺している様子で、飛ぶことのできないヒナが驚いたあまり巣の淵までよじ上り落下の危険もあったと、目撃した写真家。

 

こちらがConservation Officer ServiceによるFacebookの投稿。
写真が現場で実際に撮られたものだとすると、確かにかなり近くを飛んでいます。

 

カナダバンクーバー州の法律では、野生生物に対してモーターを搭載した車両や航空機、ボートや他の機械装置で追いやる行為を禁じているとのこと。

それにしても罰金たったの230ドル(約2万円)というのは非常に刑が軽い気がしますね。ドローン没収は最低限課すべきと思います。

 

上のFacebookの投稿のコメント見ても、

「罰金25,000ドルにしろ!」

「巣の近くに(男を)くくりつけ、ドローンも没収しろ!」

など怒りのコメントが寄せられています。

 

Conservation Officer Serviceではこうした類似のケースを目撃した場合にはすぐに連絡をしてもらうよう市民に呼びかけているようです。

 

<Source>
http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/230-fine-for-man-caught-flying-drone-near-nanaimo-eagles-nest-1.3817621

【ドローン事件】英国 ドローンが生後16ヶ月幼児の目を傷つける

これはもう最初見たときにはあまりの痛ましさに目を覆いたくなるくらいの出来事だったのですが、ドローンに携わる人間として、ドローンはこうした被害も起こし得るということをより多くの人に知ってもらうために記事にします。

イギリスの生後18ヶ月の赤ちゃんが両親の友人が操縦するドローンのプロペラにより片目を傷つけてしまうという事件が発生してしまいました。

この日赤ん坊の両親の友人はこの家族のそばでドローンを飛ばしていたそうなのですが(恐らくファミリービデオをドローンで撮影しようとしていたと思われる)、着陸させようとしたそのときドローンが木の根っこか何かにぶつかったのでしょう。ドローンは地面で回転し、(機体からプロペラがはずれたかと思われる)何とそのプロペラが赤ん坊の片目に入ってしまったようなのです。

救急車で病院に運ばれる途中、母親はこの事件が事実ではないことをただ祈り続けましたが、病院はこの赤ちゃんの片目の視力が戻ることは絶望的とコメント。

義眼をつける前にもまだいくつかの手術が必要とのことです。

 

病院の担当医師のコメントによると、これまで数多くの目の傷害を見て来たが、ドローンによるものは初めてとのこと。

ドローンの利用が増えるにつれ、こうした被害は将来もっと増えるのかもしれないと懸念を表明しています。

 

 

<Source>
※閲覧注意です。英国BBCのニュースサイトですが、生々しい画像も掲載されています。
http://www.bbc.com/news/uk-england-hereford-worcester-34936739

【海外ドローントラブル】ロシア人観光客インドの寺でドローン撮影中に拘束される

またまた海外で観光客のドローントラブルが発生してしまいました。

 

(2016年10月18日付け記事より)
10月17日インドを旅行中のロシア人がRamanathaswamy寺をドローンで空撮していたところ現地警察に処罰させられるという事件が発生。

インドでは観光客含め一般市民によるドローン使用は(特別な許可がない限り)禁じられていますが、この観光客は他のトラブルにあった観光客同様無許可での飛行を行っていたとのこと。

 

<Ramanathaswamy寺の写真>
確かに変わった外観で魅力的なお寺ではありますね。空撮してみたいという気持ちは十分わかりますが。

 

この観光客男性、10月2日にインドの首都ニューデリーに到着して以来、国内の寺院や文化的景勝地を観光。

Ramanathaswamy寺をドローンで空撮しているところを現地警察が発見、この男性に職務質問。
(このように治安が安定していない地域というのはドローンを飛ばす行為そのものが職務質問対象になってしまうわけですね。隣国パキスタンとの国境問題もあり、下手な行動はスパイ扱いされます。)

 

男性は何の悪意も持たず寺をドローン撮影していたと主張し、ドローン機体と撮影した映像の変換を要求しましたが、警察は撮影映像の内容をチェックし映像を削除。

この男性はRamanathaswamy寺以外にもいろいろな場所で撮影していたようですが、警察はドローン返却前に関連するそれらの映像をすべて消去。ちなみに男性が所有していたPCもスキャンされすべてPC内の関連動画も削除されたというので相当厳しい尋問だったと予想されます。

最終的にドローンは男性に返却され男性は厳重注意とともに釈放されましたが、このドローン使用、以下の様々なインド刑法で処罰されたようです。

-公布規則違反
->特別許可を得ることなくドローンを飛行させたことによる処罰と思われます。

-機械装置の不注意使用
->ドローンを機械装置の一種として捉えられたのでしょう。

-市民の安全を脅かした

 

厳重注意とともに釈放されたということなので恐らく処分保留ということと推測しますが、場合によっては後に罰金やその他刑罰を課せられる可能性もなくはないでしょう。

 

インドはドローン規制に関しては世界で最も厳しい国の一つ。

当ブログでも類似のトラブルを紹介していますので興味のある方は以下の関連記事もご覧ください。

 

関連記事
海外旅行にドローンを持っていくときは要注意!
海外旅行にドローンを持っていくときは要注意!  (Part2 保険編)
【海外ドローン規制】インドでは一般人または旅行者のドローン使用は禁止されています

 

 

海外旅行にドローンを持っていく際はインドに限らずくれぐれも現地の法規制、ドローン事情を事前に調べることはお忘れなく。

 
<Source>

http://m.timesofindia.com/city/madurai/Russian-tourist-booked-for-filming-temple-using-drone/articleshow/54907661.cms

動画

スキーレース中にドローンが落下!!??

イタリアで行われていたアルペンスキーの競技会で競技を空撮していたテレビ局のドローンが滑降中の選手のすぐそばに墜落するという事件が発生しました。

YoutubeにそのときのTV中継がアップされていたので紹介します。

動画再生してすぐ10秒目くらいのところ、激しいワインディングをすり抜けるスキーヤーのわずか数10センチくらい離れたところに巨大ドローンが墜落します。

寒冷地のためにバッテリーが不調になったのでしょうか。。いずれにしても恐ろしい事件です。

大惨事にならなくて本当に良かったですね。

 

ドローンに銃火器を取り付けることの法的解釈をめぐって

ドローンに銃を取り付けて発砲する様子を捉えた映像がインターネット上で議論を巻き起こしている。

そもそも銃や火炎放射器といった武器に分類される物体をドローンに取り付けることは違法なのか。

それを取り締まる法律にはどれが該当するのか。

ぼくがこの映像を知るきっかけとなった記事を参考に、時系列で発生した出来事を整理してみたいと思う。

 

違法性

 

まず結論から言うと、現行アメリカの法律で銃をドローンに取り付けることを違法とする法律は存在しないということだ。これは先日Twitterでも共有した通りである。動画に興味がある方はぜひ下記のリンクから参照していただきたい。追記: 以下<更新>を参照

<更新>
同記事から2016年6月13日に出された修正文によるとネバダ、 ノースキャロライナ、オレゴン、バーモント、ウィスコンシン州は銃火器を搭載したドローンに制約を課す法案が施行されている。

 

発端

はじまりは2015年7月、アメリカに住むティーンエイジャーの少年とその父親が自作のドローンに取り付けた銃を発砲している動画”Flying Gun”をYoutubeにアップしたことだった。

動画は瞬く間に口コミとなり、2016年6月現在の閲覧数は370万ビューを超える。

そしてこの数ヶ月後に今度はドローンに取り付けた火炎放射器で七面鳥を焼いている動画”Roasting the Holiday Turkey”をアップロード。

これがFAA(アメリカ連邦航空局)の目に止まり、この親子に対する調査が始まることになる。

捜査には反対

ところがこの親子はFAAの調べには応じない。FAAは関連する写真や動画、火炎放射器の購入時のレシートやYoutubeのマネタイズに関わる情報を要求していたという。親子は裁判でこれらの書類が証拠として使用されるのを拒んだのだろう。FAAの供述書によると父親は息子を守るために法の行使も辞さない覚悟だと述べている。

親子を法廷に召喚するというFAAの試みは現在コネティカット州裁判所に対して申し入れされているが、親子は引き続き召喚を拒んでいる。現在のところこの親子は何の罪にも問われていない。親子の担当弁護士によると、この問題はかつてない最も重要なドローンの判例になるだろうと述べている。

さらにこの弁護士の主張によれば、ドローンは厳密には航空機ではないため、FAAはいかなる調査、親子の所有物差し押さえに関する権限を有していない。

 

FAAの見解

2015年までFAAのトップを勤めていたJim Williams氏によると、彼の在籍中、FAAのスタッフはこの親子のドローンの扱いや一般的にドローンに銃を取り付けることを違法とする法令を見つけることはできなかったという。

実際最初の銃ドローンの動画は彼のFAA在籍中に投稿され、彼もチームメンバーとともにそれを目にした。取り締まることを考えたのも束の間、本社の専門家によれば、FAAはこの件に対しては何のアクションも取ることができないという。この少年は自分の所有物を所有しているのであり、ドローンも地面近くを飛んでいるだけだ。銃は山奥と見られる場所で地面に向けて放たれており、この少年は人に被害を与えないよう配慮しているように見受けられる。

なるほど、銃社会アメリカでは許可さえあれば銃の所持は合法である。銃を持っていることはそれほど珍しいことではない。もちろん通常の銃に関する法律は、この銃ドローンにも適用されるのだが。

同時にこれは、アメリカではドローンに銃を取り付けることを違法とする法律はないということをFAAが認めたということでもある。

 

FAAにそもそも取り締まりの権限はあるのか?

2015年12月にFAAから発行された白書は、銃や類似の武器をUAS(無人航空機)に取り付けることの規制は従来より各州の法律や地方の警察に委ねられてきたと述べている。

Williams氏によると、アメリカ連邦議会は未だFAAに対してドローンの武装を禁ずることのできる権力を与えていないという。すなわちFAAはドローンに武器を取り付けることに対して取り締まる何の権限も有していないということである。

この親子の動画が口コミで話題になった後、コネティカット州はドローンの武装を禁ずる法案作成を検討。しかしながらまだ可決されていない。

 

Williams氏によると、火炎放射器の動画は彼がFAAを去った後に投稿されたという。彼によれば、火炎放射器のケースは、仮にドローンが制御不能に陥った場合、山火事や人家に放火する可能性があることから、安全を無視した無謀な飛行に該当するとして、FAAはこの行為を取り締まる行動に出たのだろうと言う。

調査の目的はいったい?

さて、ドローンに銃を取り付けることが違法ではないのならば、なぜFAAはこの親子の調査を行っているのか?

FAAから裁判所に提出された書面によれば、親子が安全を軽視した不注意な飛行を行ったことを主張するため、ドローン規制に用いられている従来の有人航空機の法律を適用したかったと読み取れるという。

記事はこうも述べている。

もしFAAがこのケースは既存の如何なる法律違反でもないということを内部で決定していたのであれば、今回の騒ぎは既存の法律がこの問題を取り締まるかどうかを実験する試みのようにも見える。実際にこの少年を法廷に召喚するための法的な壁はそれほど高くない。そして、この騒ぎはすでに国民の十分な関心になってしまったからこそ、FAAはあえて調査をしているのではないかと。(違法ではないと知っていていながら見せしめ目的で。)

 

ドローンは近年急激に発展を遂げた新しい技術である。一方で既存の法律は過去の歴史の中でたびたび改訂されてきたものである。日進月歩で進化を遂げる技術に対して、現行の法律に穴やグレーゾーンが見つかってしまうのは致し方ないことであろう。

しかしながら今回のケースは取り付けられたものが銃器であり、凶器に成り得ることを鑑みると社会的インパクトは大きい。とりわけ武器として悪用されることのリスクや使用された場合の社会的人的被害を考えると、現行の法令を例外扱いとして適用できるような仕組みが早急に考えられなければならないだろう。

 

<Source>

http://motherboard.vice.com/en_uk/read/arming-your-drone-is-legal

http://motherboard.vice.com/en_uk/read/teen-fights-for-the-right-to-strap-guns-to-drones?trk_source=recommended

850ドルの罰金!? Youtubeで違法ドローン飛行発見

austraria penalty

Youtube動画が証拠に!?

 

オーストラリアのある男が政府からドローンの違法飛行による罰金を要求される事件が発生しました。

オーストラリアでは他の多くの先進諸国と同様、街中特に人が多く集まるエリアでのドローン飛行が禁止されています。

具体的には

・空港敷地から3マイル以内の飛行
・人口密集地での飛行
・高度400フィート(120メートル)以上の飛行
・夜間の飛行

といった具合です。日本と似ていますね。

 

そんな中、一人の男の元にCASA(オーストラリア航空局)から電話がかかってきました。電話の相手は男が上記のドローン飛行ルールに反する飛行(人口密集地での飛行)を行ったして罰金の支払いを通達。

 

下の画像がその通達書(下記URLからの引用)

austraria penalty

 

 

さていったいこのCASA(オーストラリア航空局)はどのようにしてこの男を見つけたのか?

実は男がYoutubeにアップしていたドローン空撮動画が手がかりとなったのです。

 

この男ドローンから撮影したいくつかの動画をYoutubeにアップしていました。その動画には上記のルールを破っていると見られる映像が映っており、この動画をみたCASAの職員が違法飛行をしていることを突き止め、罰金支払いを通達。

罰金は850オーストラリアドル、およそ7万円。

 

政府の見解としてはこのように違法飛行を取り締まるためにYoutubeの監視等はしていないとのこと。

しかしながら違法と見られる動画や証跡が見つかる度に調査を行い、人的被害が発生した場合には起訴もあり得るとコメントしています。

 

<Source>
http://eftm.com.au/2015/01/850-drone-fine-casa-using-youtube-to-identify-illegal-drone-use-19067

とうとうドローンと飛行機の接触事故が発生?

ブリティッシュエアウェイズのドローン衝突疑惑の件、Twitterでアップデートの記事を見つけました。

新聞記事がツイートされています。

何とただのスーパーの袋だったのではという疑惑が。

それにしてもドローンとスーパーの袋。どうやったら間違うのだろうか?

いずれにせよ当局は衝突したのがなんだったのか未だ確認はとれていないとのこと。

同じような事故、疑惑が起きないことを望みます。

 

以下元記事


 

起きてはいけないことなのですが、近いうちに起こってしまいそうで怖いです。

イギリスの航空界社ブリティッシュエアウェイズとドローンが接触事故を起こしたのでは?というニュースが報道されました。


以下下記URLより引用
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-18/O5TIBJ6TTDSA01

ロンドンのヒースロー空港付近で17日、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のジェット旅客機にドローン(小型無人機)が衝突した可能性がある。ドローンの危険性があらためて浮き彫りになった。

  ロンドン警視庁によれば、同空港に近づいていたジュネーブ発のエアバスA320の前部にドローンが衝突したと思われると同機の機長が現地時間午後0時50分(日本時間同8時50分)ごろに報告した。乗客132人と乗員5人にけがはなく、警察が捜査している。


各社の報道によると機体は安全に着陸し無傷とのことですが、ドローンが衝突したのであれば何かしら衝突の衝撃跡が残るはず。

とにかく無事で何よりです。それにしても恐ろしいですね。

インドデリーの空港でドローン目撃

2016年3月13日日曜日、インドニューデリーの空港滑走路上空をドローンらしき物体が飛んでいるのが発見され、空港の関係者をパニックに陥れたという事件がインドの新聞に載っていました。

当局が対応する前に姿を消してしまったため、本当にドローンだったのか、誰がどんな目的で飛ばしていたのかなど詳細な情報は不明なままです。