ドローンで米トランプ大統領を護衛!?

これはひょっとしたら新しいドローンの活用方法になるかもしれません。

アメリカ合衆国大統領の警備を行う機関であるアメリカ合衆国シークレットサービス(The US Secret Service )は、ドローンを使ってトランプ大統領の警備を行う計画を明らかにしました。

対象となるのは、大統領が夏休み(本人によるとワーキング・バケーション)で17日間訪れる予定のニュージャージー州にある自身のゴルフクラブ。

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出典http://www.trumpnationalbedminster.com/

 

アメリカ合衆国国土安全保障省(Department of Homeland Security:DHS)は、今回の大統領のゴルフクラブ訪問時に、360度偵察可能な赤外線カメラを搭載したドローンをテストする予定であると発表しています。

ドローンは大統領がラウンドを回っている間、上空300フィートから400フィート(約90メートルから120メートル)の位置から不規則に広がるゴルフコースを監視。

さて、通常一般消費者向けドローンの飛行時間は平均して20分前後ですが、どうやって長時間に渡るゴルフプレーの監視を行うのでしょうか?

実はDHSが今回テスト予定のドローンはマイクロフィラメントケーブルを使ってドローンと電源供給元を接続。

つまり電源と紐が繋がった状態で空中を飛行することにより長時間に渡る飛行を可能にしているのです。

このようなイメージですね。

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さらに通常マイクロフィラメントケーブルは電源のみならず通信も行うことができるため、ドローンにより撮影された映像はケーブル経由で遠隔にいる監視員に伝達することも可能なのです。

 

シークレットサービスは今回のドローンによる監視実験のためのドローンのスペックや採用されたテクノロジーを一切公開していません。

しかしながら、一説によるとマサチューセッツ州に本拠地を置くCyPhy Works Inc,の技術が使われているのではという見方も存在しています。

CyPhy Works Incは昨年2016年のボストンマラソンにおいて、ドローンによる監視システムを現地警察へ提供。

マラソンのスタートライン付近上空からケーブルで繋がれたドローンが周囲の様子を監視して不審者等の潜在リスクを発見するために活用されました。

ドローンはその場でホバリングをさせる一方、カメラは自由に操ることができるため、こうした人の多く集まるイベントにおける空飛ぶ監視カメラとしての活用は非常に有用です。

シークレットサービスは、こうしたドローンの監視カメラとしての有用性を認めつつも、現在監視範囲に限界があることや騒音問題に対して問題提起をしています。

この辺りは今後の改善ポイントになることでしょう。

 

<Source>
https://amp.theguardian.com/us-news/2017/aug/03/secret-service-will-deploy-drones-to-watch-trump-during-golfing-vacation
https://www.dhs.gov/publication/dhsussspia-020-united-states-secret-service-counter-surveillance-division-unmanned

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Amazonのデリバリードローン、配達先の個人情報収集も

良いアイデア。というよりサービス提供側としてはこういうのやりたいと思うのは決して不思議ではありません。

ドローンによるデリバリー(配達)を計画、テスト中の米Amazon.comは、配達先の物件や敷地情報をスキャンして収集する計画を明らかにしました。

今週7月25日火曜日に受理された特許の申請書にはAmazonが配達先のデータがどのようにシステムに収集され、それらのデータを分析することで配達先物件の属性情報をどのように識別するかが記載されています。

Amazonは収集したデータを元に関連商品のレコメンデーションに活用する意図があると言及しています。

一言で言えば、配達先であるあなたの家の外観や間取り庭の情報をAmazonの配達ドローンがスキャンしてシステムに保存・分析。例えば庭の木が茶色の葉をつけ枯れているように見えれば肥料をレコメンドするといった具合です。

こうしたレコメンド情報はemailやテキスト、Amazonのサイト上のノーティフィケーション(お知らせ)として発信されることが考えられています。

ここまで読んで気になるのがそう、プライバシーの問題。

家の情報をドローンにスキャンされるなんて御免だというユーザー(顧客)もいることでしょう。

しかしながらAmazonの発表によれば、ユーザ(顧客)の同意なしにはこうしたデータ収集は行わない方針である旨を公表しています。

きっとAmazonのデリバリードローンサービスが実用化するときにはユーザがサイト上で注文するときに、Amazonドローンがお客様のデータを収集分析してお客様サービス向上に役立てることに合意しますか?なんていうステートメントが表示されるのでしょう。

Amazonのドローンデリバリーは実現に向け未だ長い道のりの途中ですが、こうしたデータ収集でよりパーソナライズされたサービスが実現されるのであれば消費者としては喜ばしい、と個人的には非常に前向きに捉えています。

 

<Source>
http://www.businessinsider.com/amazon-patents-drones-scan-customers-homes-target-adverts-2017-7?IR=T

何でもドローンにする魔法のプラットフォーム

デリバリー(配達)ドローンが世間を賑わしている昨今のドローン業界ですが、これらは全てドローンが何かモノを運ぶというシステム。

本日ご紹介するのは、モノをドローンに運ばせるのではなく、モノ自体をドローンにして運んでしまおうというシステムです。

 

ご覧の通り、椅子がドローンとなって飛んでいます。

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このシステム、日本初の産業用ドローンメーカーPRODRONEが開発したドローンプラットフォームPD-ANY。

バッテリーと一体になった4つのプロペラをモノに取り付けることで、椅子やテーブル、その他何でも空飛ぶ物体:ドローンに変えることができてしまう魔法のようなプラットフォームなのです。

また4つのプロペラユニットは飛行前に自動的にカリブレーションを行うので、操縦者が行うのはコントローラーでスタートコマンドを入れるだけ。とてもシンプルです。

 

机の片側に取り付ければ、ご覧のとおり、運ぶ人の手伝いをすることもできます。

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モノを運んだ後は、どうするんでしょうか。

プロペラユニットだけ取り外して、ユニット単体で飛行させて元の位置に戻すことができれば完璧ですね。

 

いま世間ではIoT(Internet of Things: モノのインターネット)が流行っていますが、このプラットフォームが活用されることでDoT(Drone of Things: モノのドローン)が実現する日が来るかもしれません。

 

 

 

<Reference>
PRODRONEウェブサイト
https://www.prodrone.jp/

南国タイのラインマンドローン

まずはこちらの写真から

山間部に行くとよく見かけるこういう光景。

powerline.jpg

遠く離れた地域に電力を送電するための鉄塔と送電線ですが、これって一体どうやって電線を張ってるんだろうと疑問に思ったことありませんか? ぼくは見るたびに不思議に思っていました。

 

実はこうやって張っていたんです!

 

 

 

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そう、なんとヘリコプター使ってるんですよ!

コストも相当かかるでしょうが、とにかく危ないですよね。こんなに鉄塔の近くを飛ばないといけないなんてリスクが高すぎます。

もちろんヘリコプターだけでは十分ではなく、実際にはラインマンと呼ばれる送電線技師の方々が実際に鉄塔に登って、ヘリコプターが運んできた電線を適切な曲線をつけて固定するといった作業が必要になるのです。

 

ということで、ここまで読んでこの記事で伝えたいことがわかった方、ドローンビジネスのセンスがあるのではないでしょうか?

 

そう、ヘリコプターを使う代わりにドローンで電線を張ればいいじゃない?というのが今回紹介するタイの取り組みです。

 

タイ発電公社の送電線プロジェクト

タイ国内で電力を供給している企業Electricity Generating Authority of Thailand(EGAT)は、中国深センに本拠地を構えるドローンメーカーMMCと共同で、MMCが開発するドローンSpyderを用いてタイの山間部の送電線配線を行なったと発表しました。

 

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From the URL of MMC

 

この共同プロジェクトはMMCにとって同社のドローンをデモンストレーションする機会になるのみならず、タイの電化率100%をめざすEGATがより多くの送電線を設けるための助けになると望んでいます。

近年タイ政府は急速に成長する経済需要を満たすため、発電設備への投資を増加させています。

従来の人の手による配線方法は持続可能な経済や人道主義、生産性、周囲への環境配慮といった様々な要素にそぐわないと、EGATはコメントしています。

 

こちらがSpiderドローンを用いた電線配線のデモ動画です。

 

アイデア自体はドローンが一般社会に普及する以前からあったみたいです。

以下はドローンではなくラジコンヘリを使った送電線の延長作業の動画です。

 

ドローンを用いても引き続きラインマンの方々のサポートは必要になるでしょう。

しかしヘリコプターが間近を飛ぶことに比べれば、ラインマンの安全性も高まるのも事実。

おまけにコストも下がるとなれば、これはドローンが人の社会を助けるという好事例となります。

 

いやー、こうやって毎日記事を更新していると色々と新しい発見があるものです。

 

 

 

ラインマンという仕事に興味を持たれた方は以下の動画もオススメです。

 

 

こちらはとあるラインマンの方のブログ。
http://rookie.h.fiw-web.net/lineman/lineman.htm

最後にNeverまとめも。
https://matome.naver.jp/odai/2140720557317540101?page=2

 

<Source>
http://gpsworld.com/mmc-strings-mountain-power-lines-using-uavs/
http://www.mmcuav.com/2017/03/16/mmc-announces-successful-demo-of-drone-stringing-power-line-on-thailands-ragged-mountain/
http://www.mmcuav.com/drones/

 

【ギネス記録】空を彩る千のドローン 中国ランタン祭り

先日の中国ドローンネタに引き続き本日も中国のドローンニュースをご紹介しましょう。

まずはこの写真から。

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この夜空に光る無数の光源、なんだと思いますか?

 

なんとドローンですよ!!

 

実はこれ、中国広州市で行われたランタン(ランプ)フェスティバルのイベントの一つ。

赤や紫や青の電飾を纏った1000機のドローンがこのお祭りを祝うために夜空に飛び立ち、祝福を表す”福”や中国地図、ランタン祭りを表す中国文字、”1000″(ドローンの数!)などの文字を夜空に描いたのです。

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この写真を見ると緑の光で何か文字のようなものが描かれているのがわかります。

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この夜ドローンは広州タワー側の広場から一斉に離陸。

遠隔操作システムにより上空120メートルまで上昇し、様々なフォーメーションを形成しながら数々の文字を夜空に描きました。

 

広州市の所在地を地図で確認してみると、

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近くにはドローンのホームタウンとも言える深セン市があります。

この距離的な近さがランタンフェスティバルでドローンを用いることに繋がったのかは定かではありませんが、ドローンをランタンになぞらえて夜空に飛ばすなんてなんとも粋な計らいですね。

 

ちなみにこのランタンフェスティバルは1000機のドローンを一度に飛ばすということでギネス記録を更新したそうです。

それまでは昨年2016年11月にインテルが実施した500機のドローンパフォーマンスがギネス記録を保持していました。

 

 

それでは最後に動画をご覧ください!

55秒あたりでは無数のドローンが奏でるプロペラ音も確認できますよ。

 

 

<Source>
https://qz.com/908927/watch-a-guinness-record-setting-1000-drone-show-in-guangzhou-china-celebrating-lantern-festival-and-end-of-chinese-new-year/

タイ警察 渋滞の監視用にドローン活用を検討

世界で最も悪名高いと言われているタイの首都バンコクの交通渋滞。

つい先日のCNNの調査 “夕方の道路渋滞、最悪の都市は?世界の都市調査“においても不名誉な事に一位を獲得。世界にそのネガティブな印象を与えてしまいました。

<参考>
夕方の道路渋滞、最悪の都市は? 世界の都市調査http://www.cnn.co.jp/business/35097168.html

worst traffic.jpg
2017年2月20日付けmoney.cnn.comより

 

実際にタイバンコクに住んでいるぼくの目からしてもこの渋滞は現地の人がかわいそうになるほどひどいです。

歩けば10分で行けるようなところが車で渋滞にはまってしまうと1時間なんていうことも日常茶飯事です。

バンコクの渋滞がいかにヒドイかは下の映像を見ていただけるとわかるでしょう。

ホントに歩いた方が早いんです。

 

一方で、こうした状況に対応するためタイ警察が渋滞状況の監視のためにドローン活用を検討という記事が Digital Journalに載っています。

タイは観光地としても世界中から多くの人々を惹きつける魅力的な国。

休日ともなれば道路は車と人で埋め尽くされます。

タイ警察にコメントによればドローンは渋滞監視をするために効率的。休日には渋滞がひどすぎて路上での監視は困難になる、とのこと。

 

ドローンによる渋滞監視プロジェクトのパートナーに選ばれたのは中国深センに本拠地を構える企業JTT。

JTTが有する産業用ドローンT60は雨風といった過酷な環境下でも飛行できる耐性を持っており、遠く20Km離れたところからでも映像を届けることができます。

 

無駄な車線変更、交通事故、交通ルールの無視だったりと渋滞を引き起こす原因は様々。

ドローンを活用して空から状況をつかむ事で原因の特定と対策検討に一役買ってくれそうです。

バンコク渋滞緩和にドローンが何らかの好結果をもたらしてくれる事を一住民としても切に願います。(合掌)

 

 

JTT(Shenzhen JTT Technology Co., Ltd.)公式ウェブサイト:
http://www.jttuav.com/en/index.html

JTTのT50ドローンのプロモーション動画

 

<Source>

http://www.digitaljournal.com/pr/3307151

ドローンが犬のフンを片付ける日

オランダからドローンを活用した新しい取り組みの紹介です。

オランダの二つの企業Tinki.nlとSpace53はオランダ国内の犬のフン問題を解決するために共同でドローン開発に着手したと発表しました。

背景にあるのはオランダ国内の犬のフンの問題。

年間1億キロとはまた巨大な数値ですね。。

 

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写真はDroneblog.comからの引用

 

確かに犬のフンにはバクテリアやウイルス等が存在するため処理されずに路上に放置されたものは人間のみならず他の動物に健康被害を及ぼします。

1億キロともなると、確かに健康面に及ぼす影響は心配ですね。色々なものが宙を飛び回っていると考えると。。

今回開発された犬のフン処理ドローン”DogDrone”は2機のドローンによるジョイントワーク。

1機は通常の空を飛ぶドローン”Watchdog 1 “。撮影用のカメラの他に赤外線カメラを搭載し、犬のフンの位置を空から特定。GPS信号とともに位置を記録します。

その情報を受信して回収任務に当たるのが2機目の地上ドローン”Patroldog 1 “。

 

プロトタイプはすでに開発され実験段階にあるそうですが、苦労しているのが2機目の地上ドローンPatroldog 1。

それなりの重量のある犬のフンを片付けるのはそう簡単ではないようで、将来的にはもう少し大きいサイズの地上ドローンを開発することを予定しています。

加えて両企業は回収した犬のフンのリサイクル方法も模索中。

これだけの量の犬のフンを処理するために、両企業は広く一般社会にも呼びかけDogDroneのフライト実験に参加してくれる希望者を募っています。

 

ところで犬のフンを処理するためにドローンを活用となると懸念となるのは法規制。何しろ街中に放置されたフンを回収しないといけないわけですから、人混みの中を飛行せざるを得ない状況にも直面するでしょう。

Droneblogの記事によると同じヨーロッパに属するエストニアがドローンの規制を緩和。オランダも時間の問題と記しています。

政府が積極的に法整備を整えていくというのは自国でのドローン活用のためのみならず他国へも影響を与え、強いてはドローン業界全体にも影響を及ぼします。

DogDroneのような新しい取り組みが国に承認されれば世界的なドローン活用に拍車がかかるのは間違いなく、オランダ政府の決断にも要注目です。

 

<Source>
http://droneblog.com/2017/03/24/dutch-start-up-develops-dogdrones-to-fight-dog-poo-problem/

ドバイ ドローンタクシーを2017年夏に導入

2月のウォールストリートジャーナルの記事に革新的な取り組みの記事が出ていました。

中東のアラブ首長国連邦の首長国であるドバイが2017年今夏にもドローンを利用して人を運ぶドローンタクシーの運用を開始するとアナウンスしたのです。

ドローンタクシーと呼ぶからにはもちろんドライバーのいない無人機タクシーですよ!

それがこちら。

 

 

このドローンタクシー。

使用される機体はあの中国Ehangの184。人を運ぶドローンとしてはもっとも有名なメーカーのモデルといっても過言ではないでしょう。

<関連記事>
人を乗せるドローン  世界のTop5

このドローン、Ehangの発表によると航続距離は約50Km(31マイル)、最高時速は160Km(!!)にも及び最大100Kgまで積載可能です。よほどの巨漢な方でない限りは乗ることができそうですね。

操縦は全てコックピットのモニターから設定を行います。

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同時にドローンの位置は常に地上にあるモニタリングセンターで監視されていますから、ほかのドローンタクシーとの空中衝突の心配もなさそうです。

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Ehangのドローンタクシー機体はすでにドバイ民間航空当局(DCAA)の検査を受けており、早ければ今年7月にもこのドローンタクシーの運用を開始。

ドバイの首長Mohammed bin Rashid Al Maktoum氏は2030年までに市内の交通機関のうち25%を無人運転による交通手段に切り替えることを目標としています。

 

 

しかしドバイとドローンといえば、こうした明るい話題だけでもないのも事実。

このブログでは結構ドバイのドローン事情を取り上げることが多いですが、最近も空港近辺でドローンが目撃される事件が頻発し、ドバイ政府はドローンの規制を強化することを発表したばかり。

詳細について興味のある方は以下の関連記事を参照してください。

<関連記事>
【海外ドローン事情】UAEドバイが取り組むドローンと空の安全
ドバイ国際空港 不審ドローンを捉えるドローンハンターを導入
【海外ドローン規制】ドバイを有するUAE(アラブ首長国連邦)がドローンのより厳しい規制に向け法整備

 

こうした状況に置かれている中でも、国のトップがこうしてドローン活用のための明確なビジョンを提示するというのはドローン利活用を推進していくにあたり非常に有利に働くことでしょう。

これからも世界に先駆けてドローンテクノロジーを積極的に取り入れていくことを進めてほしいと願っています。

 

<Source>
http://www.wsj.com/video/flying-drone-taxis-could-take-off-in-dubai/F329FEAC-2366-4796-9205-72C0344F17D0.html

PwCによる2020年ドローン市場予想が天文学的数字になってきた。

1270億ドル。

ぱっと聞いてその金額の大きさをイメージできる人はほとんどいないでしょう。

日本円でおよそ12兆7000億。

日本円換算でももはやよくわからない領域の数字になっています。わかるのは兆だけ。。

この数字、2016年5月に世界的なコンサルティンググループであるPwCが発表した2020年におけるドローン市場の規模です。

(PwCはポーランドの首都ワルシャワにビジネスにおけるドローン技術の活用とデータ分析を行う40人規模の特別チームを設けています。)

Bloombergの記事によると現在のところドローンの商業利用マーケットの規模は20億ドル(およそ2000億円)と見積もられているようです。

これが2020年末に約60倍の1270億ドルに達するだろうというのがPwCの予測。

 

まとめると

・ドローン技術のコストは急激に下がっている。よってドローン応用に関してもコスト効率が良い。

・ドローン技術により3D地図作成並びにそれらがどう変化するかの観察が容易に行えるようになった。これによりインフラ関連のプロジェクトや保険請求の検証またはセキュリティといった分野での利用が期待される。

・輸送業界においては、山間部などの地域をはじめとするラストワンマイル (消費者が小売店で商品を購入し自宅に持って帰るという事業者と消費者を結ぶ最後の区間)問題をドローンが解決するだろう。

・映画製作、マーケティング、空撮分野でもドローンが大いに活躍する。

・ドローン使用に関する法令の不足がこれらの応用の障壁となりうる。

という点が主にハイライトされています。

 

添付が産業エリア別の市場規模予測です。

インフラ(Infrastructure)、農業(Agriculture)、輸送(Transport)といった産業での規模が大きいことがわかります。

 

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以上がPwCが発表したレポートの概要なのですが。

 

参考までに

数字が天文学的数字で今ひとつ規模感が掴めないので比較してみました。

日本を例に取ると各産業の規模はどの程度なのか?PwCの言うドローン市場規模は一体どのくらいの大きさなのか?
(本当は全世界のデータとの比較をしたかったのですが今回見つからず。もし新たに情報を取ることができたらアップデートしたいと思います。)

市場規模をビジュアルで表現してくれる市場規模マップというサイトによると、日本のエリア別産業規模は下のようになります。
(各数値の出所は年度がばらついていたりするのですがあくまでイメージをつかむのが目的ですので、ここでは気にしないことにします。)

japan market.jpg

これによると、

・自動車62.5兆

・建設51.8兆

・医療40.8兆

・不動産39.4兆

・生命保険39兆

・外食25.2兆

・・・ときて、

・B to CのEコマースが13.8兆

・アパレル9.4兆

となっています。

 

ですから日本国内のインターネットショッピングやアパレル業界に匹敵する規模の業界が新たにドローンによって誕生するというわけです。

 

また企業規模とも比較してみます。

日本経済新聞による企業売上高ランキングによると自動車会社ホンダの売上高が14兆6000億、日産が12兆1800億となっていますから、だいたいこれらの企業と同じくらいの規模の市場が新たに誕生するとイメージできますね。

これだけの大きさの市場ができるということは同時にそれだけの雇用も生み出します。

 

インターネットが誕生して、それを利用したインターネットショッピングというビジネスが誕生したように、ドローンの誕生によりネットショッピングと同じくらいの規模であるドローン産業が発展する。

こういう見方をしてみるとドローンが持つ可能性の大きさ、経済へのインパクトを感じることができるのではないでしょうか。

ちょっと前までネットでショッピングするなんて誰も想像していなかったでしょうからね。これからも想像できないことがドローン業界で次々と生まれてくることでしょう。

 

<Source>
https://www.bloomberg.com/news/articles/2016-05-09/world-drone-market-seen-nearing-127-billion-in-2020-pwc-says
http://www.pwc.pl/clarityfromabove

ドローンでホームセキュリティ。1家に1台ホームドローンの時代は近い?

今ドローンに対してネガティブなイメージを持っている方も、この動画を見た後はドローンに対して好印象を抱き、購入したいと思うかもしれません。

 

アメリカカリフォルニア州パロアルトに拠点を構えるSunflower Labsが開発したHome Awareness Systemは、ドローンを用いたホームセキュリティシステム。

家庭の庭などに埋め込まれたセンサーが周囲の動き、振動や音を検知してスマートフォン経由でオーナーに通知。様子を確認したければドローンを発信させ、周囲を捉えた映像をライブ配信してくれるというもの。

庭に埋められるセンサーはゴルフのピンのような形状。

このセンサーが周囲の音や振動を感知するのですが、家族が帰宅するときの音と見知らぬ人が通り過ぎるときの音を聞き分ける学習能力が備わっているのです。

そして見知らぬタイプの音や振動の場合は、オーナーのスマートフォンへ連絡するようにできるという優れもの。

 

 

将来、1家に1台ドローンが番犬のように家の安全を守ってくる日が来るのかもしれません。

 

<Source>
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/sunflower-home-awareness-system/
https://sunflower-labs.com/

クッキングドローンの誕生! 果たしてそのお味は?

いろんなことを考える人がいるものです。

 

テーブルの上から離陸する無数のドローン。

彼らの飛ぶ先には、一つの台。

その脇のテーブルの上にはホイップクリーム、ブルーベリーなど数々の材料が調理器具とともに置かれています。

そしてこれらの材料を使うのは、何とドローン!

 

2機のドローンが協力してスポンジケーキを運び、別の1機がスポンジケーキの上からホイップクリームを載せます。

大きなへらを搭載した別のドローンがスポンジケーキ上空にホバリングしながらクリームを器用に均等にならしていきます。

するともう1機がケーキの上からブルーベリー投下。

そしてさらに別の数機がクリームを運んできたと思ったら、ドローンを目がけてさらに投下。

最後にケーキの上のローソクに火をつけたら完成。

 

文章でいくら書いてもスゴさが伝わりませんね。

見てみましょう、ドローンによる美しい制作行程を!

 

“Drones & Cake”

 

それにしてもこの動画、音楽が絵と絶妙にマッチしています。

 

Behind the scenesと題して撮影裏側を公開する動画もあります。

 

狙った位置にホイップクリームが落とせなかったり、スポンジケーキを台に載せようとして台から落下したり、やはりひとつひとつの行程が難航したようですね。

 

“Behind the scenes”

 

今までドローンを使ったいろいろな動画を見てきましたが、これはホントアイデアものですよ。

いやはや、アッパレ。

 

<Source>
http://nerdist.com/drones-making-a-cake-is-an-act-of-dangerous-deliciousness/

ドローンカウボーイ?? DJI Phantomで牛を追っかけてみたら・・・

クアッドコプターカウボーイ。

 

 

みなさんはカウボーイと聞いて何を思い浮かべますか?

 

暴れ狂う牛や馬の背に乗って振り落とされないように必死にバランスをとる勇敢な姿

テンガロンハットやかかとの高いブーツといったファッション

 

をイメージする方も多いかもしれません。

 

 

カウボーイとは(Wikipediaより)

19世紀後半に入ると、メキシコやテキサスなどを中心に大陸南部から、西部、中西部にかけての原野で野生化していた“牛を駆り集め(round-up)”、それを市場である東部やゴールドラッシュに沸く西部に届けるために大陸横断鉄道の中継地である中西部や北部の町へ “馬と幌馬車を連ね何日もかけて移送する業務 ロングドライブ(Long Cattle Drive)”に従事していた労働者を指す言葉に変化していった。よって当時は牧場主や牧童、牛飼をカウボーイと呼ぶことは無かったが、現在は牛の世話をする牧童という意味で一般化している。

 

なるほど、フムフム。

 

ですが今回のカウボーイはちょっと違います。

 

今回牛を追うのは人ではなく、そう、ドローンです。

 

クアッドコプターカウボーイというマンガかアニメのようなタイトルとともに始まるこの動画。

広大な草原を飛ぶドローンが1匹の牛を上空から捉えます。

最初はおとなしく草を食んでいた牛もドローンの飛ぶ音に気がついたのでしょう。草をたべるのをやめ、後ろを振り返ります。

そしてそこにはじっと静止して牛を見つめるドローン。

異変を感じた牛は食事をストップして走って逃げ始めます。

 

もう大丈夫だろうと思ったのか、後ろを確かめるように振り返る牛。

でもそこにはまだドローンがピタっと後をくっついて来ています。

 

ときどき立ち止まっては後ろを振り返りドローンをじっと見つめ返す牛。

少し恐怖を覚えたのか、牛はそのまま後ずさり。

しばらくしてまた走り出します。

 

逃げる逃げる。

 

広野を走る牛。

 

そしてその後を追うドローン。

 

しばらくして牛は仲間の一群をみつけます。

合流したかと思うとそのまま仲間とともにまた走り出す牛。

今度は森の中に入っていきます。

 

林の中にある少し開けた場所。

そこで立ち止まる牛達。

でもまだドローンはいます。

 

「いったいいつまでつけてくるんだ?」

と言わんばかりの表情でドローンを見つめる牛達。

 

またまた走り出し、今度は森の奥深くへ。

 

ドローンは上昇し、上空から牛達が森深くへ入っていく様を捉えながら動画は終了。

 

 

 

現代の最新テクノロジーと既存のものを組み合わせると新しいアイデアになる。

 

今回は最新テクノロジーを用いた牛追いの紹介でした。

DJIの新ドローンWind1は雨風の中でも飛行可能に!

2016年8月21日、DJIは新しいドローンWInd1を発表しました。

 

Phantom4の発売からわずか4ヶ月後の出来事。

ついにPhantomシリーズとInspire 1の消費者向けドローンに新しいラインナップが追加される。

ぼくがこのニュースを海外のサイトで初めて目にしたときには、今度はいったいどんな新しいユーザ体験を与えてくれるものだろうか期待に胸が膨らみました。

そして記事を読み進めていくうちにこの新しいドローンは今までとは違った価値をぼくたちの社会に与えてくれるだろうということに気がついたのです。

 

一番のセールスポイントは?

Wind1が今までどのメーカーから販売されているドローンとも決定的に異なる点、それは雨風などの悪天候の中でも飛行ができるという点です。

そして海外のニュース記事によると、そもそもこのWInd1は、PhantomやInspire1がプロ/アマチュア問わず空撮や映画撮影用途向けの製品であるのに対して、産業利用やセキュリティ目的をターゲットとして開発されたドローンとのこと。

なるほど。確かにこうした目的のためにドローンを欲しているユーザにしてみれば、天候条件問わずに飛ばすことのできるドローンは待望の製品であったと言えるでしょう。

なぜならば、産業利用での場合、天候が悪いためにドローンを利用できないということは、機会損失や業務不履行に直結してしまうからです。

セキュリティ目的での利用を例に挙げると、本来は天候の良し悪しに関係なく監視という業務を遂行しなければならないにもかかわらず、雨のために本来想定していたドローンでの監視ができないということであれば、その監視業務自体がストップしてしまうことを意味します。

また、この悪天候下での飛行という利点は大雨や洪水時の被害状況を確認するときにも十分なアドバンテージとなるでしょう。

今まではヘリコプターを飛ばして被害地の状況を確認しなければいけなかったような状況でも、より小回りの利くドローン一つで確認可能になります。

もちろん、ここに挙げた産業用とでの利用のみならず、この悪天候下での耐用性というのは先に述べた空撮や映画撮影にも十分な威力を発揮することは間違いありません。

雨や風の下で撮影された空撮映像はまた違った視点を与えてくれるはずです。

 

ベースはDJI Matrice

Wind1のベースとなっているのは同じDJI社の製品であるプロフェッショナル向けドローンMatrice。

ゼロベースで開発されたまったく新しいドローンというよりかは、Matriceを雨風の悪天候の中でも飛行可能なようにモディファイしたドローンという方が正しいでしょう。

以下がWind1の上からの写真です。確かにMatrice100に少し外観が似ていますね。機体が白く塗装されているのでInspire1を想起させるデザインでもあります。アームはInspire1にも使用されているカーボン性です。

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そして肝心の風速に対する飛行性能ですが、最大Force6(秒速にして10.8–13.8 m/s、時速換算で約38–49 km/hなので少しゆっくり走っている車と同じくらいです)の下での飛行が可能とありますので、かなり強い風の下でも飛ぶことができるということがわかります。(ちなみにPhantomシリーズは風速6m/s以下での飛行が推奨されています。)

機体重量は4040gから4225gと少し重めな機体でありながら、2つのバッテリーを搭載可能なことにより、最長飛行時間は31分と一般的な消費者向けドローンよりかは長く飛行が可能となっています。

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スペックの詳細

 

搭載カメラ

そして搭載されるカメラは同じく先日発表されたばかりのズームが可能なドローン用カメラZenmuse Z3とのこと。

産業利用が主なターゲットということであればこの点は納得です。もちろんカメラは取り外しが可能なので、用途に応じて赤外線カメラを搭載することも可能となっています。

※Zenmuse Z3に関しては過去記事”DJI社のドローンでズームが可能に! DJI Zenmuse Z3をリリース“を参照ください。

紹介動画

残念ながらこの記事を執筆している時点でDJI公式の製品紹介動画はまだ発表されていないようです。

実際に悪天候の下で飛行しているシーンを確かめたかったのですが、現在のところ一部のファンによって作られた動画がYoutubeにアップされているに過ぎません。下記に一例を掲載しています。

 

気になる価格ですが、9,950ユーロ(日本円にして120万円以上)と産業利用をターゲットにしているだけあってかなり高額。

主な顧客は企業等の法人やプロフェッショナルとなることでしょう。

 

発売日や販売対象の国、地域については言及されていない他、Wind1自体がDJIの公式Websiteにも掲載されていないため、詳細情報は徐々に明らかになってくると思われます。

 

<Source>
http://www.dronewatch.nl/2016/08/20/nieuwe-wind-1-drone-van-dji-kan-overweg-met-harde-wind-en-regen/

DJI Wind 1

画像

時代の先端を行くファッション業界にもドローンが進出! ロンドンのメンズファッションデザイナーCraig Green氏の2016秋冬コレクションは全編ドローン撮影

まずは下の写真をご覧ください。

drone fashion1.png

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何やらアーティスティックで未来的な服装に身を包んだ男女が、まるで宇宙船から不時着したかのように寄り添って横たわっています。

そして写真の視点は真上から。

そう。この写真もドローンで撮影されたものなのです。

 

実はこれらの写真はロンドンをベースに活動するメンズファッションデザイナーのCraig Green氏の2016年秋冬コレクションのもの。

全編ドローンで撮影されたというこの試みはファッション業界初の試み。

Craig氏によると、「既存の物事に対する新しい表現方法を考えていたときにドローンで撮影することを思いついた」とのこと。

Drone fashion3.png

空撮のみならず農業における農薬の散布、建設業界における工事進捗の確認、インフラ点検と多くの産業、業種で利用され始めているドローン。

このブログでもドローンとアートの融合など様々なドローンの活用事例を紹介していますが、ファッション業界にもドローンが活用されることでこのような新しい表現方法が今後ますます開拓されることが期待できますね。

 

Craig Green氏のInstagramはこちら⬇
https://www.instagram.com/craig_green_uk/?hl=en

以下のような数々の美しいファッションの写真が投稿されています。

craig green.jpg

 

<注>本記事内の写真はすべてCraig Green氏のInstagramからの転載

ドローンの巣!?

Photo published for 'Hive' skyscraper could be covered with a swarm of buzzing drones

近未来SFみたいな風景だがそう遠くない将来こういう日が来るのかもしれない。

アメリカ ペンシルベニア大学の学生がドローンの発着場所として利用できるタワーをデザイン。

ニューヨークマンハッタンの中心部に高さ400メートル超のタワーを建設。
内部は通常の高層ビル同様に居住エリアとするがタワー表面をドローンの離発着ポッドが無数に覆う。その外観はまるでドローンの巣のようである。

アマゾンが実験中の配達ドローンをはじめ 多くの商業用ドローンがこのタワーを発着の起点としてニューヨークの空を縦横無尽に飛び交う。そんな時代を予感させるデザインだ。

さらに学生たちはニューヨークの空を
・飛行禁止ゾーン NFZ(No Fly Zone)

・高速飛行ゾーン High Speed Flying Zone

・低速飛行ゾーン Low Speed Flying Zone

の3層に分ける構想も提示。

タワーを出発したドローンはまずハイスピードゾーンを飛行し配達目的地が近づいた時点で低速域に突入スピードを落として目的地に辿り着くという考えだろう。

ドローンが自動で離発着をするためのポッドが町中にでき、そこを起点として無数のドローンが空を飛び交う。

きっとこの頃には自動操縦やセンサー、レーダ技術もさらに高度化しているから万が一飛行禁止ゾーンに踏み込んでしまったドローンも自動でその領域を抜け出したりといった他の飛行物体との衝突を自動で回避することができるだろう。

<Source>
https://t.co/jDBsJq1ZuR

<画像は上記リンクより引用>