DJIとSeagate共同開発FlyDriveは何に対するソリューションだったのか?

 

1ヶ月ほど前に出たこの製品。

アメリカのデータストレージ企業Seagate社とDJIがタッグを組み開発した FlyDriveと名付けられたドローンのための外付けハードディスクなのですが、ちょっと存在が謎なのです。

 

この製品はどんな問題に対する解決策だったのか?

商品の特徴を見てみましょう。

まずはハードディスクの肝とも言える容量。

2テラバイトのスペースを備えています。

4K動画換算すると、60時間もの映像を保存可能(およそ250フライトに相当)とのことなので、商業空撮に使用するにも十分とも言える容量です。

ですが、データの転送方法をみてみると、残念な事実が浮かび上がります。

 

ハードディスクにはSDカードスロットが備えられていて、ここにSDカードを挿入し、かつSDカードからこのハードディスクにデータ転送するにはPCが必要だというのです。

なんと。。

これだけの時間分の映像を保存できるハードディスクをDJIとの共同で開発したということは、撮影した映像がリアルタイムでこのハードディスクに保存されるのか! ということをドローンパイロットとしては、当然想像するわけです。

ですが、この通り、SDカードをさして、ハードディスクとPCをUSBで接続してデータ転送って、もはや普通のハードディスクと変わりありません。。

一体ユーザがどういう点を不満に思っていて、それを解決するためにどういう製品があるべきなのかといった思想が全く感じられないのです。

これはちょっと失望、せめてこういうのをリリースして欲しかったです。↓

 

こういう製品はできないのか?

この手書き図をみてください。

これが理想形です。

fly drive3.jpg

 

まずHDDにはドローンのコントローラー本体もしくはコントローラーに接続するスマホとデータをやりとりできるインターフェースを搭載します。Bluetoothだったり専用のWiFiを設けてもいいでしょう。

とにかくドローンからリモートコントローラーへ転送されてきた映像を自動でハードディスクの方へ転送できる仕組みをもたせます。図の①。

もしくは、ドローンからハードディスクへ直接映像転送できるような仕組みでも良いですね。(図の②)

 

ドローン空撮、それも商業空撮を行うときの一つの問題は映像を保存するSDカードのデータ容量。

事前に十分な空きスペースを確保したり、予備のSDカードを持ち運んだりする必要があるわけですが、SDカードだって容量は64GBとか128GBとたかが知れています。

長時間の撮影ともなればすぐに容量は一杯になってしまいます。

現場でSDカードからハードディスクへデータを移すなんて手間なことはできるだけ避けたいわけで、だからこそ、ドローンやリモートコントローラーから自動でデータ転送できるハードディスク製品を開発してこうした問題が解決されることをいち消費者としては望むわけです。

 

問題の捉え方が甘かったり、そもそも何が問題なのかぼやけたままだと、当然のことながら良い解決策/ソリューションは生まれません。

 

ということで進化したFlyDriveに期待です。

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これは買い! ドローンを充電できるソーラーパネル搭載バックパック

アメリカニューヨークに拠点を構えソーラーパネルやソーラーパネル付きバックパックの製造を手がけるVoltaicがクラウドファウンディングKickstarterで新規の資金調達プロジェクトを立ち上げました。

その目的とはドローンを充電できるバックパックを開発するというもの。

 

Kickstarterは初耳だという方にはこちら。

Kickstarterとは(Wikipediaより転載)
自主製作の映画、音楽、ジャーナリズムに向けての舞台芸術や漫画、コンピュータゲーム、食関連[2]といった多種多様な試みに対して資金調達を行なっている。寄付と同様の扱いであり、投資者に資金を返済する義務はない。人々は金を稼ぐためにKickstarterのプロジェクトに投資することは出来ず、感謝のパーソナルノート、カスタムTシャツ、プロジェクト関係者との会食といった形のある賞品やこの場でしか味わえない経験、もしくは新商品のお試しと引き換えにプロジェクトのバックアップのみを行える。

 

これまでも同社はスマートフォンやタブレット、ノートPCを充電できるソーラーパネル付きバックパックを生産してきました。今回ドローンを充電できるソーラーパネル付きバックパックの開発資金調達のため、Kickstarterを選んだのです。

こちらがそのバックパックの写真(Voltanicのwebsiteより転載)。

 

voltaic-backpack-696x465.jpeg
Array Solar Backbackの製品写真。この大きさからするとほとんどのドローンはバックパックに収まるだろう

 

Array Solar Backpackと名付けられたそのバックパックは10ワットのパネルをバックパックの外側に取り付け、ノートPCやデジタルカメラ、そしてドローンをチャージすることができます。

バックパックはこうした機器を持ち運ぶ際の衝撃から保護するためにつくられており、カメラを収納するポケットの他、バックパックの中で充電ができるスマートポケットが取り付けられています。またタブレットやノートPCを収納するポケットも装備し、その他旅の日用品が取り出しやすいようにデザインされています。

もちろんバックパックなので側面には水などのペットボトルを入れられるサイドポケットを装備。

 

こちらが既存製品のラインアップ

solar pack lineup.jpg

 

百聞は一見になんとかと言いますので、Array Solar Backpackの紹介動画を添付しますね。

 

気になる充電時間は?

実際にソーラーパネルから充電するためには、ソーラーパネルから何らかのバッテリーにまず蓄電する必要があります。ここでは同社のV72Laptopバッテリーを用いた場合の各ドローンの充電時間をみてみてみましょう。

下表はVoltanic社から公開されているV72の充電時間。

これによると3.5wのパネルを3枚併用した場合の充電時間は12時間。Array Solar Backpackも10Wの電力を蓄電できるパネルを備えているので、Array Solar BackpackでV72Laptopバッテリーを充電する時間は12時間と考えてよいでしょう。

V72をフルチャージ後に、ここからドローンのバッテリーを充電していけばよいわけです。

battery.jpg

 

v60-1_1.jpg
V72 Laptopバッテリー

 

Voltanic社からは各主要ドローンメーカーのドローンのバッテリーがどの程度充電可能なのかの標準充電容量(%)も公開されています。(要は100%フルチャージできるのかどうかということですね。)

 

それによると、Phantom3は95%、ほぼフル充電可能ですね。

Phantom4は80%。まずまずといったところでしょうか。

Inspire1に至っては55%なので約半分。

やはりバッテリーが大きくなるに従って充電容量も少なくなってしまうようです。

逆にDJI Mavicはその小型バッテリーのおかげで114%(フルチャージ)の充電が可能とあります。

v72 charging.jpg

というわけでポータビリティの高いMavicとこのArray Solar Backpackは非常に相性が良さそうですね。バックパックにMavicを入れ、バッテリーが尽きたらソーラーパネルの蓄電を用いて充電する。

ドローンを撮影旅行に持っていく際の一つの難点がバッテリーの限度。屋外であれば充電する機会も自然と限られてしまうため、ソーラーパネル搭載のバックパックはこうした問題を解決する優れたツールとなりそうです。

 

 

Kickstarterでの目標調達金額は24,000USD(日本円で約240万円)、この記事を書いている時点ですでに30,000ドルを超える資金が集まっています。

 

詳細を確認したい方はぜひ以下のKickstarterのプロジェクトページを参照ください。

Array Solar Backpackプロジェクト

この機会にみなさんもプロジェクトに投資してみてはいかがでしょうか。資金は2016年12月5日まで受付中で、Kickstarterのサイトではディスカウント付きで購入可能です。

 

タイは商品発送対象地域ではありませんが、日本には発送可能です。価格は約375ドル(およそ37,500円)

 

<Source>

A New Generation of Solar Backpacks from Voltaic

https://www.voltaicsystems.com/solar-backpacks?smartphones
http://www.voltaicsystems.com/blog/powering-the-dji-phantom-drone-from-solar-power/

DJI Phantomは手持ちカメラにもなる! 空撮と組み合わせて手ブレのない映像を撮影しよう

DJI Phantomシリーズは空撮のできるドローンとしての他に手持ちカメラとしても利用できることをご存知でしょうか。

そもそもドローンがなぜ空撮に向いているのかというとカメラを支えるジンバルの技術があるからです。

飛行中のヨー、ロール、ピッチという動きにも、風に煽られてもブレることなく安定した画像が撮影できるのはこのジンバルのおかげなのです。

 

手持ちカメラとしての使い方は?

では実際にどうやって手持ちカメラとして使うのか。

簡単です。

 

Phantomとリモコンのスイッチを入れます。

Phantomを両手または片手で持ったらあとは普通に撮影ボタンを押すだけです。

飛ばすわけではないので事前のCallibrationも不要です。

 

ここで気づかれた方もいるかと思いますが、仮に片手でPhantomを持ったとしても、もう片方の手でリモコンに装着しているスマホやタブレットの撮影ボタンを押すのは至難の技です。

そこでこれが必要になります。

はい、ネックストラップです。

このストラップをリモコンに装着して、クビからぶら下げることによって、片手でも簡単にモニター上の映像の確認と撮影操作が可能になります。

ということでネックストラップは必須です。加えて何かと役に立つことが多いネックストラップ、ぜひ一つは購入されることをオススメします。

ネックストラップについては以前書いた記事”片手のみでDJI Phantom3をテイクオフ/ランディング!? Phantom用ネックストラップ購入“や”1分でわかる! Phantom3(&4) ワンハンドテイクオフ&ランディング“も参考にしてください。

 

実際の手持ちカメラとして使ってみた映像

実際手持ちによる動画をTwitterで紹介したのでぜひ確認してみてください。(リンクのプレイボタン押下で再生されます。)

このような階段を上っていく動画でも、普通の手持ちカメラとは比べものにならないくらい安定した動画を撮ることができます。

 

同じDJIからリリースされているOSMOがなくても、これだけの動画が撮れるのは驚きですね。まさにジンバル様々でございます。

空撮と手持ちカメラによる映像を組み合わせることでより魅力ある動画を撮影することもできますね。

OSMOと共食いw にならない程度にぜひ使っていきましょう。

DJI Phantomコントローラー用モニターフードでモニターの映り込みを防ごうと思ったが。

晴れ渡った日の大空をドローンで駆け巡る爽快感は何者にも代え難いものがありますよね。

ただし屋外で空撮をしていると問題になるのが、モニターとして使用するスマホやタブレットのスクリーンへの太陽光の反射。自分の顔や背景が画面に映り込んでしまって肝心の空撮のイメージが確認できないという経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。

ぼくも同じ問題に長いこと悩まされていました。

そんなこんなでいろいろとアクセサリを探していたところDJI純正のモニターフードというものがあったので、購入してその効果を検証してみました。

 

結論

無いよりはましである。

 

実際に晴天下の屋外で使用してみたものの期待していたより効果はずっと薄いです。正直期待はずれでした。

ぼくは普段はスマートフォンをコントローラーに装着して飛行しています。モニターフードを装着したその日もスマホのモニターには相変わらず自分の顔と背景がしっかりと映り込み、撮影している映像を確認するために目をモニターに近づけたり、日陰を探して歩き回ったりする必要がありました。空撮画像の色合いも反射する日光のせいで相変わらず確認しにくいままです。

 

なぜモニターフードを装着しても相変わらず映り込みがあるのか、仮説として2つの原因を考えています。

1. 密閉性の不足

写真が実際にモニターフードを装着したところです。いろいろなタイプのスマートフォンに対応するためのつくりとなっているからか、装着してもスマホの左右にすこし隙間ができます(ちなみにぼくのスマホはかなり部類に入ります)。またUSBケーブルとスマホを接続できるために左右に一つづつ穴があいています。

これらの隙間からすこし光が入り込むためにモニターが反射すると考えられます。

DSC_1170.JPG

2. フードの高さ不足

一番の原因はこれと思っています。日光を十分に遮るだけの高さがフードに不足しているために、光がフードを回り込んでモニターで反射するのでしょう。

これに対応するには下の写真のようにでもするか、

monitor food.jpg

サードパーティー製のモニターフードを購入する。もしくは自作するしかありません。ぼくは今のところ自作することを考えています。

 

ということでモニターフード買おうかどうか検討中という方は、無理して買う必要はないと思います。また購入する場合も、値段も2000円くらいとそれほど高いものではありませんから、あまり期待せずに試してみるか程度の気持ちで購入されるのが良いでしょう。

片手のみでDJI Phantom3をテイクオフ/ランディング!? Phantom用ネックストラップ購入

前々から欲しかったDJI Phantom用のネックストラップを買いました。

これです。

Phantom NeckStrap

いつも通りPhantom Thailandで 400THBおよそ1200円。
展示品しか残ってないよって言われたんですが、この商品に関しては気にならなかったので展示品を購入しました。
別途DJIのロゴの入った青いストラップ(ここのオリジナル?)もあったのですが何か安っぽかったのでパス。100thbの差をけちってもしょうがないですからね。

何のためかって?
これをやるためです。

ずっと憧れでした。

ワンハンドドローンキャッチとワンハンドリリース。

ぼくは足下が不安定な場所であってもドローンを離着陸できるようになりたいので、このストラップは必需品なのです。最悪自分一人しか立つ場所がないようなところでも、これがあれば片手でドローンをテイクオフ、ランディングできますからね。

 

追って使い勝手をレポートしますのでご期待ください。

Phantom3プロペラガード 購入前に気をつけるべき唯一の点

以前から買おうかなぁと思っていたPhantom3用のプロペラガード、ついに購入しました。
値段もそんなに高くないし、実際に装着した状態での飛行はどんなものか試してみたかった、そんな理由からです。

価格はいつもの通りPhantom Thailandさんにて700THBおよそ2100円ですね。日本のアマゾンだと1800円くらいなので、すこしタイの方がお高いくらい。まぁそこまで気になりません。試したい商品ですからね。

 

さて、下の写真が箱から出した様子。

Phantom3 Propeller guard

 

そもそもどうやって装着するの?

もちろん購入前には店頭で商品をチェックさせてもらいました。

一番気になったのはどうやって装着するのかです。

で、実際商品見たときの第一印象はというと、、

 

「めんどくさそー」
だってこれ装着にナットとレンチが必要なんですよ!(もちろん本体付属品です。)
なんですかそれ!

表で空撮する前にガチャガチャ、ナット閉めないといけないって。
もっとワンタッチで、カチッとアームにはめるだけのものはできなかったのでしょうか。

実際に装着してみた

というわけで実際に装着してみました。装着は以下3ステップ。

1. Phantomを引っくり返す

プロペラガードは各アームのモーターの下部から取り付ける仕様になっています。そのためPhantomを裏返しにしましょう。

2. モーター下部のナットをはずす

はい。まずはナットを外す必要があるのです。何の?ってモーターを固定しているナットです。

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外側二つのナットをレンチで取り外します

 

3. プロペラガードをナットで固定する。

このようにPhantomを裏返しにしたまま、プロペラガードをあてがい、ナットで固定します。

20160424_213219.jpg

完成です。

20160424_211824.jpg

作業に慣れていないせいもあると思いますが、ひとつのアームにプロペラガードをつけるのにおよそ3分かかりました。4つつければ12分です。飛行前の準備としてはあまりお手軽な準備とは言えません。

 

プロペラガードはケースにも収納可能

次の疑問点ははたしてプロペラガードはPhantom3のケースに収納可能かという点でした。

ぼくは普段ハードシェルのバックパックを使用していますので、実際に収納をしてみました。

11.jpg

4つあるうちの2つのガードはサイドの収納場所に収まりました。

ですが、残りの2つをしまうスペースがありません。仕方なくバッテリーの上に置くことに。
これで蓋をしてファスナーが閉まるかどうかが問題ですが。

 

バックパックを閉じたところ。
すこし背中部分が浮いています。

20160424_210712.jpg

ですが、とくに力をいれることなく、ファスナーは閉まりました。

20160424_210756.jpg

これで持ち運びもできますね。

 

ということで実際に装着してみての感想ですが、難点は唯一、装着の手間だけ。

もう少し簡単に装着できるものだと良いですね。この辺りは次回のバージョンアップを期待します。

ちなみにPhantom4用のプロペラガードは店の方によるとないとのこと。

「自動衝突回避機能があるからね。」と。

 

まぁ確かにね。と納得したものの、

でも空撮で対象物を接写するときはどうするんだろう。衝突回避はOFFにできるのだろうか?